第44話

「今日は指名依頼は無いのか?」

「今日は入ってないですね」


 俺は冒険者ギルド受付嬢に指名依頼の有無を聞いた。


「ふむ、今日は自由時間としよう」

「わかりました。でも一緒がいいです」


 俺とカレンは少し早い昼飯を食べることにした。俺たちは満腹亭という店に入った。俺はビーフシチューにパンとサラダ、カレンは肉じゃがにパンとサラダ。


「美味しいです」

「美味いな」


 劇をやっているみたいだ。いっちょ観てみようか。俺たちは劇場に入った。観た劇は身分違いの恋を描いたものだった。最終的に2人とも死んでしまうバッドエンドだった。まあまあ面白かった。


「うう、悲しい話でした」

「ははは、そうだな」


 次はどこへ行こうか。武器でも見にいくか。俺たちは武器屋に向かった。


「いらっしゃい!冷やかしはお断りだよ!」


 何を買おうか。投げナイフでも買おうか。俺は5本の投げナイフを買ってアイテムボックスにしまった。


「カレンは何も買わないのか?」

「私は大丈夫です」


 俺たちは武器屋を後にした。次はどこに行こうか。カレンは行きたいところは無いのかな。


「私は図書館に行きたいです」

「よし行こう」


 俺たちは図書館に向かった。俺は魔物図鑑を読み始めた。カラーで魔物分布図や解体方法まで書いてある。カレンは魔法図鑑を読んでいる。内容は不明だ。夕方になったので晩飯を食べよう。再び満腹亭に向かった。俺たちは晩飯を食べて宿に向かった。


「今日は楽しかったです」

「俺もだ。またな」


 俺たちは別の部屋に分かれた。

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