第42話

 ミリアと別れた後。


「さて、どうするか」

「アインさん、カレンさん、新しい指名依頼が入ってます」

「どういう依頼だ?」

「ワイバーンの卵を入手して欲しいそうです」

「場所は?報酬は?」

「ガッソ山脈です。1個につき白金貨10枚です」

「よしわかった、受けてみよう」

「ありがとうございます」


 ワイバーンの卵か…、アイテムボックスに入るかなぁ?俺たちは宿に泊まって翌朝出発することにした。


「さて出発するか」


 俺たちはガッソ山脈に向けて、徒歩で向かった。1週間ほどで着くだろう。俺たちは道なりに歩いていく。


「オークだ。迎え撃つぞ。せいっ!」


 俺はオークに斬りかかった。オークを1体倒した。


「チェインライトニング!」


 新しく魔法を覚えたカレンがチェインライトニングでオークを全滅させた。


「やるな」

「アインさんのおかげです!」


 しばらく進んで。


「今日はこの辺で野宿しよう」

「テントと寝袋ですね」


 俺はアイテムボックスから串焼きを出してカレンに渡した。


「買っておいたんだ」

「アツアツです!」


 俺たちはテントを張って結界を展開して寝た。翌朝、俺はサンドイッチを出した。


「美味しいです」

「ああ」


 こういった日々を繰り返し、俺たちはガッソ山脈に到着した。

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