第34話

「嫌です!私は泳げないんです!行きません!」


 ホルンがこの先に行くのを拒否した。といってもホルンはほぼ戦力外だったし、抜けても問題はほぼ無い。


「どうする?引き返すか?」

「行こう!ホルンは置いていく」

「ホルンさん、待っててくださいね」


 俺はアイテムボックスからテントと寝袋を取り出した。


「これで眠るといい。結界!」

「ありがとうございます」


 ホルンはテントに入っていった。


「それじゃあ行くか」


 俺たちは湖の中を進んでいった。


「おかしい、敵が出ないな」

「行き止まりみたいだ」

「嫌な予感がします」


 俺は行き止まりで潜水してみた。すると下の方に入口があった。


「ぷはぁ!下に入口がある。潜水して行くぞ!」


 俺たちは潜水した下の入口を通った。結構道は長い。息は続くだろうか。


「ぷはぁ!あれ?エレナとカレンはどこだ?」


 俺は来た道を引き返す。するとカレンが道に引っかかっているのをエレナが助けようとしていた。息が続かないだろうに。俺は引っかかっているカレンを助け、エレナとカレンを引っ張っていった。


「ぷはぁ!大丈夫か!」

「ぷはぁ!死ぬかと思った…」

「ぷはぁ!げほっ!げほっ!」


 第九層は敵が出ないみたいだな。俺たちは第十層への階段を見つけ、第十層への降りて行った。

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