第33話

 第八層を進んでいる。第八層は砂漠だ。太陽が照り付けてきて暑い。防寒着はアイテムボックスにしまった。


「暑い…」

「み、水を…」

「喉が渇きました…」


 俺は水魔法で水を出す。


「ぷはぁ!ありがとう!」

「水美味しいです」

「助かりました」


 ゴゴゴゴという音が地面からする。何だ?何かが地面から顔を出した。サンドウォームだ。俺たちはサンドウォームの攻撃を避けた。丸飲みにする気だ。


「魔刃剣!」


 魔力の刃を飛ばす。しかしサンドウォームは地面に潜っていて効果は無かった。


「引き付けて斬るしかないよ!」


 危険だがやるしかない。俺たちはカウンターを狙うために丸飲みをしてくるのを待った。来た。今なら顔を地面から出していて攻撃できる。


「今だ!せいっ!」

「はっ!」

「ファイヤーアロー!」


 俺とエレナとカレンはサンドウォームに攻撃した。サンドウォームは悶え苦しみ、その場に倒れた。サンドウォームは巨大な魔石になった。アイテムボックスにしまう。


「やった!これならダンジョン踏破も夢じゃないね!」

「作戦成功ですね!」

「暑い、早く行こう」


 俺たちは第九層への階段を発見し、第九層に移動した。第九層は湖だ。どうやら泳いでいく必要があるようだが…。

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