第31話

「第六層はゴーレムが出る。その先は未踏破領域だからわからん」

「わかった」


 俺たちは第六層を進んでいる。早速ゴーレムがあらわれた。


「せいっ!」


 俺はゴーレムに斬りつけた。ゴーレムは足を斬られてバランスを失い倒れた。だが、足は再生していく。


「なんだこりゃ」

「ゴーレムは核を破壊しないと何度でも再生するぞ!」


 核の場所はどこだ。胴の部分に突きを入れる。ゴーレムは破壊された。ゴーレムが消滅する際に、巨大な魔石が出た。アイテムボックスにしまう。


「なぁ、そろそろ休憩しないか?」

「ここは安全地帯じゃないぞ?安全地帯の場所も知らないし」

「俺は結界魔法が使えるからゴーレムに襲われても大丈夫だ」

「じゃあ休憩しようか」


 俺はアイテムボックスからテント4つと寝袋4つを出した。


「結界!」


 俺は結界魔法を唱えた。これでテントが結界に入った。昨日買った串焼きをエレナ達に渡していく。


「ありがとう。串焼きか」

「アツアツです」

「用意周到ですね」


 俺も串焼きを食べる。美味い。香ばしい香りが鼻を抜けていく。


「それじゃあまた明日。見張りはしなくていいからな」

「わかった」

「おやすみ」

「おやすみ」


 俺たちはぐっすりと眠らせてもらった。

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