第29話

「第四層はオークが混じる」

「わかった」


 俺たちは第四層にたどり着いた。前方に人影が見える。どうやら交戦中のようだ。


「おりゃあ!ぐわっ!」

「キルケ!よくもキルケを!」


 どうやら劣勢のようだ。どうしよう?助けるか?敵はオークのようだ。


「ふんっ!助太刀する!」


 俺は縮地でオークの前に出てオークに斬りつけた。残り5体。


「ヒール!」


 ホルンがキルケと呼ばれていた者にヒールをかける。


「あ、ありがてぇ、恩に着るぜ」

「ファイヤーアロー!」


 カレンがファイヤーアローで1体倒した。残り4体。


「せいっ!」


 エレナがオーク1体に斬りつける。オーク1体を倒した。残り3体。


「ブモォ!」


 オークたちは槍で俺を攻撃してきた。槍を剣で弾いた。がら空きのボディに剣を叩き込んだ。オーク2体を倒した。残り1体。


「ファイヤーアロー!」


 カレンがファイヤーアローで最後の1体を倒した。戦闘は終わった。


「やぁ、俺はキルケ。剣士だ。助かったよ」

「私はアンネ。斥候よ」

「私はクラリス。魔導士よ」


 オークに苦戦するなんてよくこの層に来れたな。ゴブリンキングの方が強いじゃないか。


「俺はアイン。剣士だ」

「あたしは剣士のエレナ」

「魔導士のカレンです」

「回復士のホルンです」

「俺たちはこれ以上進めないようだ。帰るよ。ありがとう」


 キルケたちは帰るようだ。それがいい。

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