第28話

「第三層はゴブリンにゴブリンキングが混じる」

「わかった」


 早速ゴブリンキングたちが姿をあらわした。向こうはまだ俺たちに気づいていない。先制攻撃だ!まず取り巻きのゴブリンたちを討つ。


「せいっ!せいっ!」

「やぁっ!やぁっ!」

「ファイヤーアロー!」


 俺とエレナとカレンは手近なゴブリンを討ち果たした。残りはゴブリンジェネラル3体とゴブリンメイジ3体とゴブリンキング1体だ。ゴブリンキングはでかくて黒い。


「ギャガガガ!」


 ゴブリンジェネラルたちに気づかれて、ゴブリンジェネラルたちが襲い掛かってきた。


「おらぁ!」


 カウンターでゴブリンジェネラルの首を3体はねる。残りはゴブリンキングだ。


「ギョガッ!」


 ゴブリンキングは攻めてこない。カウンターを警戒しているようだ。が、ちょうどその時、背後から矢が飛んできた。俺は剣で矢を打ち落とした。背後を見ると、昨日の酔っ払いが仲間を連れて弓矢を構えている。


「へへっ!今なら狙いたい放題だぜ!」

「女は傷付けるなよ。高く売れなくなるだろうが」

「色男は邪魔だぁ!」


 どうするか。どっちを先に倒すべきか。酔っ払いを先に倒すことに決めた。


「縮地!」

「おっ?!ぐうぇ!」


 俺は一瞬で酔っ払いの前に出た。一刀で切り伏せる。


「うわっ!?急に出てきた!ぐわっ!」

「わっ?!何だこいつ!ぐわっ!」


 残りの仲間も切り伏せた。面倒ごとが終わった。


「このっ!うわっ!」


 エレナがゴブリンキングに斬りつけられる。防御したが吹き飛ばされた。


「縮地!」


 俺はゴブリンキングの前に縮地であらわれた。


「しゃっ!」

「ギャガ!」


 ゴブリンキングは斬り殺された。ゴブリンキングは消滅して拳大の大きさの魔石が残った。

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