第22話

「あたしたちがパーティー組んでやるよ」


 振り返ると3人の女が立っていた。


「あたしは剣士のエレナ」

「魔導士のカレンです」

「回復士のホルンです」

「俺はアインだ。剣士をやってる」


 助かった。これで受付できるだろう。


「はい、パーティーを確認しました。オークの集落の討伐を受け付けます。気を付けていってくださいね」


 俺たちは冒険者ギルドを後にした。早速西の平原に向かう。


「探知魔法」


 俺は探知魔法を使ってオークの集落を探った。


「こっちだ」

「こりゃあ便利だね」


 オークの集落を目視で確認した。


「カレンが極大魔法をぶっぱなしてから切り込むわよ」

「わかった」


 カレンが詠唱を始める。


「イラプション!」


 オークの集落で爆発が起こる。


「突っ込むぞ!」


 近くにいたオークに切りつける。あっという間に3体倒した。エレナも1体倒したようだ。


「残りは20体だ。一気にやるぞ!」


 扇風機のように剣を振り回した。次々と10体のオークを倒した。


「ファイヤーアロー!」


 カレンもオークを倒したようだ。ホルンは後方で待機している。


「うおおおぉぉ!」


 エレナも3体倒した。残り6体。1体だけ色の違うオークがいる。やや黒いオークだ。


「おりゃああぁぁ!」


 黒いオークを残して全てのオークを倒した。


「あれはオークロードだね」


 オークロードは斧槍でエレナに斬りつけてきた。


「ぐわっ!」


 エレナは防御したが、吹き飛ばされた。


「ヒール!」


 ホルンがエレナにヒールをかける。俺はオークロードに斬り込んだ。


「でええぇぇい!」


 オークロードの斧槍もろとも真っ二つにした。戦いは終わった。オークたちはアイテムボックスに収納していく。

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