第6話
オルトラム家の食客として働くことになった。働くといってもやることは何もない。ただいるだけで給料がもらえる。魔法使いすごい。
「ラムウ様、魔法を教えてください!」
「儂は人に魔法を教えたことがない。諦めてくれ」
ジェシカにまた弟子にしてくれと言われた。これは断り切れない。キャラ変更してソー子から魔導書をもらってくるべきか?
「明日魔導書を持ってくる。それまで待っててくれ」
「やった!わかりました」
その日の晩、俺はキャラ変更してソー子から雷の魔導書と生活魔法の魔導書を出した。
次の日。
「これが魔導書だ。読んでおいてくれれば勝手に覚える」
「わあ、ありがとうございます!」
早速ジェシカは魔導書を読み始める。これで俺の仕事は終わったも同然だな。
「庭で試し打ちしてきますね」
「一緒に行こう」
「エレキアロー!」
ジェシカはエレキアローを詠唱省略して唱えた。
「上出来じゃ」
「ありがとうございます!」
「ラムウ殿、魔導書があるということは私でも雷魔法を覚えられるのだろうか?」
「はいできますよ」
アイゼンも魔法を覚えたいようだ。
「魔導書はオルトラム家に寄付させていただきます」
「なっ?家宝にいたします」
オルトラム家が雷伯爵と呼ばれる日も近いな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます