第11話 幹部候補生学校の一日(甲板掃除編)

 正直一日って代表して紹介しても日によって全く違うのでやめた方がいいんじゃないかとも思いますがシリーズ頭の整理でもあるので紹介します。


公式のスケジュール


0600 総員起床

0605 体操

0615 甲板掃除

0700 朝食

0800 国旗掲揚、定時点検

0820 教務(ここ)

1140 昼食

1240 教務

1615 別課

1730 夕食

1900 甲板掃除

1930 巡検、自習

2200 消灯(2345まで延長可)


 優雅な(一部の人にとっては悲惨な)夕食の時間も19時になれば終わってしまいます。次に訪れるのは甲板掃除です。この甲板掃除はただ単にきれいにすればよいというものではなく、その次に訪れる巡検に向けて徹底的に掃除を行います。居室にごみが落ちていればベッドが吹き飛ばされるかもしれませんし、整理整頓されていなければ呼び出されてしまうかもしれません。特に目をつけられてしまっている候補生もいるので油断ならない時間です。とはいえ基本的には整理整頓を心がけておき、ごみを残さず水回りも水滴をなくせば問題ありません。


 特に目につきやすいのが水回りだと思います。候補生学校の生活は船の生活を模している部分があるため水回りは基本的にきれいにしておく必要があります。なぜなら船では水滴がないはずのところに水があった場合浸水などの恐れがあるためです。なので水回りはことさら気を付けて掃除する必要があります。


 なお掃除する場所は多岐にわたり、居室は当然として自習室、教場、各トイレなどです。ちなみに浴場の掃除は週一回となっているはずです。理由はいろいろあるのかもしれませんが個人的には毎日掃除するには広すぎるのと人手が足りなくなるからを推しています。30分の時間が設けられていますが巡検自習時間には教場などで自習していなければならないので10分から5分くらい前には切り上げ始めなければなりません。

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