第8話 幹部候補生学校の一日(午後の教務編)
正直一日って代表して紹介しても日によって全く違うのでやめた方がいいんじゃないかとも思いますがシリーズ頭の整理でもあるので紹介します。
公式のスケジュール
0600 総員起床
0605 体操
0615 甲板掃除
0700 朝食
0800 国旗掲揚、定時点検
0820 教務(ここ)
1140 昼食
1240 教務
1615 別課
1730 夕食
1900 甲板掃除
1930 巡検、自習
2200 消灯(2345まで延長可)
楽しい(一部の候補生は悲しい)お昼の時間が終われば午後の教務の時間です。とはいっても午前の教務とそこまで変わるものでもありません。強いて言えば午後一番が一番眠くなる時間だということですね。こればっかりはかなりつらいです。座学の時間に寝てしまうこともあります。ただ、本来は幹部候補生という学生のようなものだとしても給料を得て学んでいる立場であるため教務時間中に寝るなどご法度です。
しかし普通の会社員も午後一は眠くなるでしょう。寝ないために昼休憩の時間に寝ることもあると思います。が、幹部候補生学校では寝る時間はあれど余裕はないものです。そもそも寝ることができる場所が限られており、ベッドで寝たとしたらシーツにしわが寄ってしまうため戻すのに時間がとられてしまいます。また、次の教務の場所に移動もしておかなければならないので実はそこまで時間があるわけではありません。
寝ないための方策として教務中にコーヒーなどを飲むことが挙げられます。これは教官の考えにより飲めるか否かが変わってきます。でも、今冷静に考えるとコーヒーを飲むことを禁止していた教官はどういう理由だったのかが気になりますね。だって仕事中に水分を摂ることを禁止する明確で納得を得られる根拠ってないですからね。
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