前のエピソード――第5話　幹部候補生学校の一日（国旗掲揚、定時点検編）

正直一日って代表して紹介しても日によって全く違うのでやめた方がいいんじゃないかとも思いますがシリーズ頭の整理でもあるので紹介します。

公式のスケジュール

0600　総員起床

0605　体操

0615　甲板掃除

0700　朝食

0800　国旗掲揚、定時点検

0820　教務（ここ）

1140　昼食

1240　教務

1615　別課

1730　夕食

1900　甲板掃除

1930　巡検、自習

2200　消灯（2345まで延長可）

　忙しい朝のドタバタが終わりようやく午前の教務が始まります。海上自衛隊幹部候補生学校の教務は大まかに座学と実技（訓練）に大別できます。

　座学では国際情勢や航海上必要な法令、様々な知識を学びます。座学もそうですが実技もかなり多岐にわたり学んでいきます。入校当初であればそれこそ基本教練、気をつけの姿勢から隊列を組んでの行進を行い、しばらく経つと練習船での航海、戦闘訓練などがあります。これについては一概にこう、と示すことができないので実際に経験する以外には難しいです。

　しかしあえて言うなら高校や大学（小中も）で学ぶ内容って進めばより高度になっていきますがそれと同じです。さらに教える科目によって教官が変わってきますし日直のようなものもいます。なのでなかなか「これ」と一概にお話しすることが難しいのが現状です。