第5話〜魔素は我と共にあり、我は魔素と共にあり〜

※集落→村とします(順次過去の投稿も修正予定 2024/7/3)


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さて、教師になるとは言っても村の復興もあるしいろいろ準備があるという事で

僕はその間にこの世界と魔法について学ぶことにした、ちなみに講師は引き続きソフィアさんだ

エルダさんには何も話してないのにいろいろと察して村では僕は記憶喪失ということになっている

何から何までありがたい限りだ

ちなみに監禁されていた部屋がそのまま僕の住処になった、ちょっと複雑


「では大和さん何から教えましょうか?」

「じゃあ、この世界について教えて貰ってもいいですか?」

「了解しました!ではまず地理から…」


ソフィアさん曰く今いる大陸はノリナト大陸というらしく耳長族をはじめとした亜人と呼ばれる人種が住んでいるらしい

少し遠いがセミナ大陸には人族の国があって亜人の大多数は昔セミナ大陸に住んでいたが、差別等にあって逃げてきたらしい

ちなみにノリナトまで逃げる際は長耳族の魔法で海を渡ったらしく今でも亜人の中では英雄扱いらしい

セミナ大陸の人族はどうやら中世くらいの文明らしく長く戦乱が続いてるらしい


「…と言った感じですかね、ここまでで何か質問はありませんか?」

「うーん、この大陸に国はないんですか?」

「一時は作ろうとしたそうですが、亜人にも様々な種族があるのでリーダーが上手く決まらず断念したそうです」

「そうですか…じゃあ魔法についてなんですけど、ちょっと試したいことがあるんですが…」

「あー、一応外行きましょうか」


一応外に出てから、試しに瞑想してみた

まあ異世界物ではよくある事だけど、現実でも集中して意識を整えるのに良いとされているから色々あって疲れている今にちょうど良いと思った

さて、素人ながら体の中に感じる魔素に意識を向ける

不思議な感覚だ、ところで体の中ばかり見ていたが外はどうなんだろ?

外の魔素を感じてみる……難しい恐らくこれは修行かな


「あの、大和さん、もう夜ですよ!」

「はっ!えっ!?もう夜?」

「ふふっ、凄い集中でしたねとりあえずご飯にしましょう!」

「あっはい」


魔素はまだまだ可能性に溢れている

きっと今後の生活の助けになるだろう

そんなことを思いながらソフィアさんの美味しい料理に舌鼓を打つ大和であった


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