第8話「休みの日2日目」
「レボシ?何拗ねてるの?」
「ムー……シンマハレボシノナノ」
どうやら、昨日帰りに会った次月西奈に嫉妬をしているらしい。
「西奈さんは同級生なだけで……」
「ニシナキライ!」
西奈さんに知れたら大事になるからどうにかしてレボシを説得しないと
「西奈さんは、僕にその気はないと思うよ?」
「ジャア、レボシノコトスキ?」
そんな急に聞かれても……レボシの事はもちろん好きだけど妹としてと言うかなんて言うか……
「うん、好きだよ?」
「シンマーダァイスキ!!!」
「!?」
と、飛びついて抱きつくレボシに驚いた。
「シンマ〜」
キャッキャッと喜びつつもスリスリしながらギュ~としてくるレボシであった。
「あっあはは……」
やっやばい、レボシに抱きつかれるとなぜだがドキドキする。男女の差があるからなのかな……。
「テレテルノ〜?シンマカワイイ〜」
「むっ……べっ別に照れてるわけじゃないからね」
「ホントニ〜?」
ぐぬぬこのままじゃレボシのペースに呑み込まれてしまう💧でも何故だか嫌じゃない……って僕は何を考えてるんだーーー
「はいはいお遊びはここまでにしましょうね〜」
「母さん!?」
「ママ!?」
騒がしいところに母さんが来ちゃったらしい……と言うかさっきの見られてないと良いけど……ってもう遅いかも
「レボシちゃんもメッですよメッ! 真間は、思春期の男の子だからいくらレボシちゃんが小さくても女の子は女の子なんだからね」
「ムーーー」
そのムーーーは分かってるムーーーなのかな?まぁでも、母さんが止めてなかったら……って僕はまた何を考えてるんだーーーー💧💧💧
「ただいま」
あっ父さんが帰ってきたらしい。
「ムーーー」
「レボシちゃんどうしたの?」
「シンマ、スキナノニ、シンマヨケル」
っておいおい💦父さんに告げ口しないでくれよレボシ💦
「ハハッ、レボシちゃんは、そんなにシンマの事が好きならお嫁さんに来てもらおうかな?」
「とっ父さん!?」
「オヨメサンナルーーー!!!」
レボシがその気になってるし💦💦💦
「もーお父さんったら、新間は思春期の男の子なのよ〜」
「まぁでも良いじゃないか? レボシちゃんが大きくなって結婚したらまるで、僕らのような仲に」
「も〜お父さんったら〜」
イチャつきが始まったよ💦
「ジーーー」
って、レボシめちゃくちゃ観察してるし!?レボシにはまだ早いよーーー💦💦💦と僕は、レボシの目を手で隠し
「母さん、父さんレボシの前なんだけど」
「あっ、すまんすまん」
「あら〜私ったら、ごめんなさいね」
まったくもう……。
「あら忘れてたわ、食事の準備しなきゃ〜」
「キョウ、ゴハン、ナニ?」
「今日のご飯は、コロッケよ〜後、豆腐とワカメの味噌汁と、サラダよ〜」
「ワーイ」
今日はコロッケか〜母さんのコロッケは美味しいんだよな。
「準備してくるわね〜」
「レボシちゃん、今日は、母さんのコロッケだから楽しみに待ってようね」
「ウン!」
いい香りがただよる中、レボシと僕は手伝いながら皿を置き食べる準備をする
「じゃあ食べましょうか?」
「いただきます」
今日は、色々なことがあったけどなんだか楽しかったな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます