第5話「レボシ同級生に立ち向かう」


「ヤダヤダヤダーーーー」



と大声で癇癪を起こすレボシ何があったのやら。



「だから、レボシは小学生ぐらいの見た目に見えるから高校には行けないんだよ?」



と説得はするものの、真間大好きレボシには通じないのであった。



「困ったわね……あっそうだわ! レボシちゃんは親戚の子って言う感じに話して今日は、親戚の子が来ていて預けられたが親も誰も居なくて学校に連れてきちゃいましたって言えばどうかしら!」 



「えっ……でも先生に怒られちゃうよ……」



「イキタイーーーーレボシモイクノーーーー」



「そこは、なんとかお母さんが連絡して預けられる人が居ないって嘘つくわ(*ノω・*)テヘ」



「はぁ……分かったよ」



「ヤッターーーーー」



「ただし約束して、ちゃんと礼儀良く、流れ星から来たとか僕に会いに来たとか、スキンシップは控えるように」



「はーい……」



そして学校へ行き



「って事で、皆仲良くしてくれるな?えっとお嬢ちゃん君の名前は?」



「レボシ!」



「そうかそうかレボシちゃんか!宜しくね!」



そして学校では、皆が集まりレボシに一斉に話しかけるのは良いのだが僕の周りには誰も来なかった(;´д`)トホホ…



モブ女子「ねぇねぇレボシちゃんって、真間の親戚って言ってるけど、それにしては外国人ぽくない!だって白髪だし目は水色だし」



「ガイコクジン?レボシナガレボシカラキタ!レボシシンマニアイニキタ!」



「あっコラ!レボシ!」



約束したのをすっかり忘れている。そしてやばい状況になってきたぞどうする。



モブ男子「流れ星?ハハハこの子面白い冗談言うんだな!なぁなぁ、レボシ、お前親戚って言ってもこんなのの何処がいいわけ?いつもぽけ〜ってしてるし、何考えてるかわからない奴だぜ?」



と同級生の男子が僕を誂うのであった。

すると………



「シンマ……ノコト………ワルク」



モブ男子「ん?何?聞こえないぜ?もっと大きい声で喋ってよ」



「シンマノコトワルクイウナ!!!!!シンマハヤサシクテシンマハカッコヨクテレボシノタカラモノナノ!!!!!」



と耳元で大きく叫ぶと周りが一斉に沈黙した。僕は慌ててレボシの肩を掴み



「レボシ良いんだ落ち着いてレボシ」



すると周りがレボシに興味があったあのときの態度とは裏腹に酷い表面が出た。



モブ女子「なんか、レボシちゃんっておかしな子ね?そんな誂っただけで大声出さなくても良いんじゃないの?」



モブ男子「耳いてぇ……っていうか、真間もおかしければ親戚もおかしいってか?」



すると皆が笑い出すが僕はイジメと思いたくなかった。

でも、レボシの顔を見て分かった、僕を守ろうと必死に言ってくれたのに僕はお礼の一言も言えずただただ怖かった。でもレボシを見ると涙をポロポロ出しているのを見て僕は立ち上がった。



「やめろ、自分は何誂われても良いがこんな小さなレボシにまで八つ当たるな」



とキリッと目を向け皆笑ってたのが一気に静かになる。



レボシは、僕の顔を見て少しだけ頬を赤らめていた。



(カッコイイシンマ……)



そして僕はすぐさまにここに居ても仕方ないと思ったのか、先生に調子が悪いと嘘をつきレボシと帰っていく。



「ゴメンナサイシンマ、ワタシガ、ガッコウイッタカラアアナッタ」



「違うんだ!違うんだ!レボシ!僕が悪かったレボシは何も悪くない……でもこれだけ一言言わせて」



「?」



「有り難う、レボシのお陰で助かったよ」



と言うとレボシは嬉しい涙なのか顔を赤らめポロポロと泣き出す



「なっ泣かないでレボシ💦💦💦」



と泡々する1日であった。

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