異世界帰りの勇者様サッカー界で伝説を残す選手となってやる!!
@kaminetu
第1話
なぁ君サッカーをやらないか?諦めたくないと思う人歓迎初心者で丁寧に教えるのでぜひ入ってくださいと書かれた看板だった。
俺はそれを見てこの学校はサッカーの名門だと言う事を思い出した。他の競技は一回戦落ちなのだがどうしてサッカーだけは有名なのだろうか?
「おい君ボールを取ってくれないか?できれば蹴り上げて欲しいんだが」
なんで俺がわざわざボールを蹴らないといけないんだ。まぁ実際異世界から現実に戻ってきた俺はサッカーって競技で無双できるのではないかと思う。
「はいどうぞ」
俺は勢いよくボールを蹴った。蹴ったボールは蹴り返すはずの彼を超えてから曲がりゴールに目掛けてきた。キーパーは飛び込みパンチングを決めるが弾けずにそのままゴールに押し込まれて決まってしまう。
まぁ300メートルは離れていた距離だっただろうか。
「うわァッァあいつすごい。あいつが入ればかてるんじゃない?」
「おい待てこの俺酒井龍二がいればこんなまぐれで決めたやつなんか超えているわ」
「酒井でも東学園代には勝てないだろう?こいつなら全国優勝さえ叶うぞ。エースストライカーいないし」
「酒井様が真のエースストライカーだろう」
「お前はディフェンダーいい加減シュートにこだわりを捨てろ」
ってかおれをサッカーさせるなんてな。異世界の勇者を終えて今度はサッカー選手かよ。ならないぜ俺は。
「なぁなぁサッカー入ってくれ。頼むお前がいれば全国優勝できるんだ」
「はい分かりました。サッカー部に入ります」
あまりの期待の渦についすると頷いてしまった。まぁサッカーのルールなんてハンドさえしなければ許される。そのことだけを覚えていた。
「酒井、お前がパス練の練習に付き合ってあげろ」
「キャプテン俺はディフェンダーです。フォワードとして使うやつはもっと俺じゃなくてOMFの海原さんがいいはずです」
「こいつはキーパーをやらせる。遠くまで飛ばせるキック力を踏まえるとキーパーがいい。この学園は一番の問題の守備の問題がなくなる。酒井の負担もなくなるはずだ」
どうやら俺はキーパーというのをやらされるみたいだ。キーパーってなんだっけ。忘れたまぁいいっか。
「酒井様がパスの強化をしてやるんだ。感謝するがいい」
「よろしくお願いします酒井様」
俺が頭を下げると「おお」と言って酒井は気合を入れた。そして始まると威勢だけは強く言って偉そうにしている。実際に良いパスをしているのがわかる。ボールがしっくり足に来る感じがとても良い。
「酒井さんもう一回パスをください」
「ほらよ俺様のパスから学ぶが良い。うん、俺よりパスのセンスよくねぇ。気がついたらボールくるしな。ってかパスが届くまでボールが見えない」
やばい俺って素質あるんだびっくり。ただ素早くてコントロールよくぱすしているだけなんだけどな
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