タイトル[我が名は????]

絶望を超越するもの

タイトル[我が名は????]

学校の屋上に二人の人物がいた

一人は男性に見える人物で身長は190cm服装はピエロの様な格好で

もう一人は女性に見える人物で身長は190cm服装は紳士の様だった


「我とは果たして誰なのであろうか!」


「そんなことを言われても私が誰かも貴方が誰かも私は知りませんよ?」


「そうだろうなそしてこんな世界で何がわかるんだろうな」


そう言って彼は屋上からの景色を見た

それはずっと学校は下に落ち続けていた

そして下には地面も何もなかった

上には無限のシャボン玉が広がっていた


「確かに学校に手掛かりは一つもありませんでしたけれど

この学校から抜け出せば何かあるかもしれませんよ?」


「どうやって抜け出すんだ?」


「飛び降りて?」


「自殺にすらならない何かになるだけだろう」


「じゃあもうすること本当にないんですけれど何します?」


「そうだな…………………………じゃあ飛び降りるか」


「結局そうするんですね」


「そうだなさっさと準備をしていくぞ」


「そうしますか」


そうして二人は準備をした


「それじゃあ飛び降りるぞ」


「いつでも大丈夫ですよ」


「「3・2・1・ゴーーーー!!」」


そうして二人は上に光よりも早く落ちて行って

一つのシャボン玉に触れると闇が辺りに広まって気を失った




◇◇◇




「ここは何処なんだろうな」


「貴方は誰なんだろうな?」


「きっとそこに意味はない」


「きっとそこに意味はある」


「鏡とは脳の錯覚」


「鏡は人の反対を映さず」


「人間とは悪でもあり」


「人間とは前でもあり」


「万物とは下に落ちる」


「万物とは上に登る」


「人は神を知っている」


「人は神を知らない」


「我は我を知らない」


「私は私を知らない」


「ここは何処でもない場所」


「ここは何処でもある場所」


「うわべ」


「心」


「無意識」


「これら三つを支配すればそのものは神となる」


「これら三つと寄り添えばそのものは仏になる」


「我は」


「私は」


「「零である」」

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