第6話 王子は真相を知る

「継承権も低い末っ子だからって、少し甘やかし過ぎたかしらね。ヴァリアンテ」

「そうかもしれませんが、いくらダヴィット様が子供だとはいえ、手をあげてしまったサリカには反省してもらわなければ」

「よくよく聞けば、あの坊やに悪い所はないのじゃなくて?」

「いいえ。大ありです。主に対して暴力はいけません」

「でもあなただって、カーシュラードが侮辱されたら怒るでしょう?」

「それはそうですけれど、私は直接手を出したりしませんよ。相手にきちんと反省してもらえるよう、まずは対話を試みます」

 そう言って優雅な笑みを浮かべたヴァリアンテに視線をおくられ、ダヴィディアートは背筋を凍らせた。

 ミルクティーのような淡い色の髪に、どこか華奢とも感じる体躯のヴァリアンテは、どう見繕っても二十代半ばにしかみえない。だが、彼はこれで齢七十を超えた祖母よりさらに歳を重ねていた。ダークエルフの血というものは、王家のそれより魔に近いと実感させられる。

 ヴァリアンテに政治的な発言権はないけれど、女王である祖母が何より信頼する相手であり、あの偏屈な王配ですら一目をおいている。何より、カルマヴィア家の者は大抵がヴァリアンテにおしめを替えられているので、頭が上がるはずもない。王家の者ではなくとも、誰より怒らせてはいけない相手だ。

 ダヴィディアートは己の部屋にいながら、まるで地べたに押しつけられているような心地を味わっていた。ソファに座る母はどこか面白そうにニヤついているのが腹立たしい。だが、反抗するほど子供ではないつもりだ。

「ねえ、ダヴィット。あなた、ちゃんと反省していて?」

 赤闇色の髪を柔らかく結い上げたジューヌベリア王女が、自分の息子に対して呆れ混じりに尋ねた。力強い魔力が顕れた容姿は、実年齢のわりに若々しいといえるだろう。母は祖母の若い頃にとてもよく似ているらしい。

「反省は、している。少し言い過ぎた」

 二日前のことを思い出して、ダヴィディアートはばつが悪そうに答えた。頬の腫れなんて回復魔術でとっくに引いているし、初めて誰かに平手打ちをされた衝撃も薄れて冷静さを取り戻していた。

 そう。あの日はただ、虫の居所が悪かったのだ。

「別にね、わたくしはあなたが誰のことを好きになっても構わないのよ? けれどそんな相手を傷付けてはいけないわ」

 好きな相手の話ほど母親に指摘されたくはないものだ。放っておいてほしい。ダヴィディアートは奥歯を噛んで屈辱感を耐えた。

「それに、親衛隊というものは、あなたのために魂を捧げた者達なのだから、敬意を払いなさい。彼らは決して奴隷ではないの。いくら主でも、全ての我が儘が許されるわけじゃないわ」

 わざわざ告げられずとも理解している。それこそ、彼らがそばに仕えるようになった子供の頃から、口酸っぱく言われていることだ。

「彼らは国民を護る大儀ではなく、ただひとりを守るために身を削ってくれているのよ。だからわたくしたちは、彼らが恥じるような行いをしてはならないの。それがわかって?」

 ジューヌベリアは、見た目どころか中身も実に現女王と似ていた。きっと次のカーマ王は彼女になるだろう。彼女は育児こそ乳母や側仕えに任せていたけれど、王族としての教育だけは誰にも譲らずその手で行った。

 ダヴィディアートは母に対して敬意を持っている。激昂されるのではなく、懇々と諭されてしまえば、ただ恥じ入るしかない。

 わかっています、と小さな声で答えた。

 ヴァリアンテは理由など関係なく親衛隊員を咎める。それは彼自身が親衛隊員として膝を折る者で、極論、彼も使用人だからだ。他の王家ならまだしも、カルマヴィア家に対しては反旗を翻すという発想すらない。いや、思ってはいるかもしれないが、カルマヴィア家の前では決して言葉にも態度にも出さない。それはいっそ信仰に近く、けれど、線引きの壁はあまりに高い。

 だが、ジューヌベリアは違う。彼女は仕えられる側として、下々の者が異を唱えられないことを知っている。そこで傲ってはいけないと理解している。間違っているのなら非を認めるべきだという倫理観を持っていた。

 それに、茶目っ気も。

「親衛隊員がプライベートで何をしていたっていいじゃない。恋人でも婚約者でもないのに、詮索するのはマナー違反というものよ。嫉妬をぶつけるなんて、逆効果もいいところね」

 いっそ冷たくも感じる母の言葉に、ダヴィディアートは拳を握った。嫉妬。その通りだ。ぐうの音もでない。

「それこそ、未成年なんて恋愛対象になるわけないわ。現実をみなさい。ねえ、ダヴィット、愛しいぼうや、さっさと諦めたほうが傷は浅くて済むわよ」

「ジューヌ様、もう少し優しくなさってください」

「あら、ヴァリアンテにだけは咎められたくないわね。私の初恋のひとは、あなたなんだから。あなたにふられて、わたくしは何日も泣いたわよ」

「……あなたは困ったお転婆娘でしたねぇ」

「わたくしのせいで、あなたがカーシュラードと別れなかったことだけは安心しているのだけど、そもそも子供なんて対象外だったでしょう? あのときのわたくしは二十歳も近かったけれど」

「自分の娘も同然の子供相手ですよ。当然でしょう。愛らしいのは今も変わりませんけどね」

「まったくもう、あなたっていつもそう」

 ころころと鈴が震えるように笑った母は、うっとりとした表情を隠しもせずヴァリアンテを見つめた。

「……話はそれだけですか」

 実母の初恋話なんて、夕食のメニューほど興味がない。知りたくもない。

 それよりも、連れて行かれたままのニーヴェナルがどうなっているのか、そちらが気になって仕方がない。まさか、こんなに大事になるとは思わなかったのだ。つまらない嫉妬心のせいで、取り返しのつかないことになった気がする。

 連行されてしまったニーヴェナルは、いったいどこにやられたのだろう。彼の私室には近付かせてももらえないし、そこにいないという他の親衛隊員の言葉を信じるしかない。まさか城の地下牢なんてことはないと願いたいが、悪い想像はどこまででも膨らませることができる。

「ニーヴェナル・サリカを親友にするのでは駄目なの?」

 ジューヌヴェリアが真剣に、それでも目尻の笑みは隠さずに尋ねた。

 ニーヴェナルを親友に。

 それにはどうしてもうなずけなかった。

 そうなれる部分もあるだろうけれど、性欲を抱いてしまった段階でもう友情では足りないのだ。彼の視線から髪一本にいたるまで独占したくてたまらない。あの畏まった制服を剥ぎ取って、素肌を想像してしまう。こちらを見つめて頬を染める顔がみたい。あの優美な弧を描く唇に噛みついてみたくてたまらない。

 数日前に馬車の窓から垣間見たニーヴェナルは、見たことのない表情を浮かべていた。どこかあどけなくて、落ち着いていて、あれが素なのかと感じた。彼に勝るとも劣らない絶世の美女を両手にはべらせ、囁いては笑い合っていた。

 自分に忠誠と敬愛を誓っておいて、城から一歩でも出てしまえばもう彼は自分のものではない。そう突きつけられた気がして愕然となった。そして、あの表情を自分にも向けてほしいと強く感じた。できれば、自分だけに。

「……仕方のない子ね」

 母はわざとらしい溜め息をついて、すぐ隣に立っている親衛隊長に視線を向けた。

「ヴァリアンテ、彼らの嘆願を受け入れてあげて」

「承知いたしました」

 彼の一礼を見届けて、ジューヌヴェリアは片手を上げる。優雅なエスコートを受けて立ち上がると、そこには母ではなく王太子がいた。

「後のことはあなたの裁量にまかせるわ。カルマヴィア王家はこんな些末ごとに介入いたしません」

 ジューヌヴェリアはゆっくりと部屋を横切って、控えの間で待機していた己の親衛隊員を伴って本来の場所へ帰っていった。残ったヴァリアンテは扉をしめ、ダヴィディアートの方へと向き直った。いまさら取り繕う仲でもないので、不満を隠さず睨みつけてやる。親衛隊長は不快感を表すでもなく、ただ苦笑を浮かべるだけだった。

「ダヴィディアート殿下、お会いになっていただきたい者たちがおります」

「ニールか?」

 会いたいというのなら彼以外にいない。ひと目でいいから無事を確かめたい。

 だが、ヴァリアンテは首を横にふった。

「お会いになれば、ご理解いただけるかと」

 どこか含みのある微笑に警戒心を覚えるが、けれど、要請を拒絶することはなかった。ニーヴェナルのことが知られるなら、受け入れるしかない。

 ダヴィディアートは小さな溜め息で応え、ヴァリアンテに従った。


   ◇


 王城には式典を行う大広間があるが、私的な謁見を行う部屋も無数に用意されている。そのひとつに案内され、控えの間で一度止まるよう指示された。ヴァリアンテがダヴィディアートの姿を素早く点検し、衣類に乱れの類がないと納得してうなずいた。

「ピオニエラはここで待機して」

「了解しました」

 影のように付き従っていた親衛隊員と引き離されると、味方を失ったような気分で心細くなる。

 謁見の間へ続く扉を開くと、何かの会議でもひらくのかという人数が待機していた。男女合わせて七名だ。身を寄せ合った彼らは、お世辞にも裕福とはいえない格好をしている。それでも清潔感はあるし、生地が安かろうときちんと仕立てられたものだとわかる。

 だが何より、彼らはそれぞれ目を疑わんばかりに美しかった。靴がくたびれていようが、そこに目を留めるものなどいないだろう。けれど彼らは一斉に跪いて顔を伏せてしまった。じっくり観察する隙もなかった。

 部屋の奥には親衛隊員の中で一番年嵩なオズワルドが無言で控えている。彼は歳を取っていても体術に関して随一の男だ。近衛兵がいなくとも、それなりに警備は厳重だといえる。ダヴィディアートはエスコートされるまま、一段高いステージの椅子に座った。

「大変お待たせしました。私はヴァリアンテ・ゼフォン。カルマヴィア王家親衛隊の隊長です」

 隣に立つヴァリアンテが唇を開く。

「あなた方の嘆願を聞き入れ、カルマヴィア王家第五位継承者ダヴィディアート王子がお会いになります。私的な謁見ですので、どうか無礼のないように」

 顔を伏せていても彼らが息を飲んだことがわかった。

 ダヴィディアートはこれまでの生活で、私的な謁見の場を得たことはなかった。母や祖母の後ろに控えて見学することはあっても、自分が主賓になる機会はない。だから、少し緊張して、少し怖くもあった。なんせ、意地の悪いヴァリアンテが、謁見者について詳細を語らないのだ。心の準備すらできない。

「殿下、お声を」

「……顔をあげろ。立ってくれてかまわない」

 第一声はずいぶん固かった。わざとらしくならないよう咳払いをして、自分以上に緊張しているらしい彼らに声をかける。

「これは私的な場なのだろう? それほど畏まらなくても、俺は気にならないが」

 世辞や隠語の応酬をしたいわけじゃない。そもそもヴァリアンテが私的な謁見だと宣言しているのだから、無礼講とは言わないまでも、正式な儀礼を遵守する必要はないはずだ。

 最初に顔を上げたのは、一番後ろにいた少年と少女だった。栗色の髪と、瓜二つのようなかんばせ。同年代かと感じるくらいに若い。

 それから、彼らは顔を見合わせながら視線を上げた。七人、十四の瞳が、まるで縋りつくような必死さを滲ませてダヴィディアートに向けられる。ハッとするような美貌は圧巻だった。見つめていると魂を抜かれて我を失いそうだ。

 この感覚には覚えがあった。

 ニーヴェナルを初めて見たときのそれだ。

 王城に住んでいれば、美しいと表現される男女は数多く見ることになる。それは王家の血には魔が多く流れているからで、人種的な特徴でもあるから珍しくもない。

 だが、目の前にいる七人は、そんな王族にもマサル美貌を備えていた。壮観だ。これに絶句せず、どうしろというのか。

 見つめられてたじろがすにいられたのは、ひとえにニーヴェナルのおかげだろう。愛すべき親衛隊員の顔を見飽きる顔はないが、美しすぎる男に見つめられるむず痒さには慣れた。

 ああ。彼らはニーヴェナルと同じ、黄味の強い銅色の瞳をしている。

「あの、あの、ニールを……、ニール兄さんを許してやってください!」

「フィレナ、だめよ」

 今にも立ち上がってかけてきそうな少女を諫めたのは、年長の女性だ。彼女は必死に少女を抱いて押さえているけれど、泣き出してしまいそうな瞳は同じ悲しみが宿っていた。

「お前たちは――」

 ダヴィディアートは続ける言葉を続けることができなかった。だって、彼らにはどこか親しみを感じる。答えはもうわかりかけている。

 真相が知りたくて身を乗り出すと、ヴァリアンテに肩を掴まれてしまった。王族らしい態度を求められていると理解して、ゆったりと座り直す。

「どうぞ、あなた方のお名前を殿下にお伝えください。殿下は処罰をしにきたわけではありませんので、どうぞお立ちになってくださってかまいませんよ」

 ヴァリアンテの声は柔らかく優しいものだった。親衛隊長とはいえ王族でないとわかるからか、彼らは少しだけ気を緩めた。

 一番前の男性が立ち上がった。中年だが、老いぼれているところは一片もない。顔の輪郭に這うような髭は、それだけで絵画のように整えられている。彼は、少女を抱いていた女性の肩を叩いて立ち上がらせた。

「ヴォルフ・サリカと申します。お時間をいただき、大変嬉しく思います」

「ヴォルフの妻のティファニーでございます」

 優雅ではないが、精一杯練習したことのわかる、こころの籠もった礼をした。彼女もまた、大変に美しい女性だった。燃えるような赤毛と茶の瞳は、王族と錯覚することもありそうだ。

 それから順に、女性達が立ち上がる。

「私は長女のルクレツィアと申します」

「次女、ミリアンヌです」

「フェリシティとお呼びください。三女です」

「僕はアルフレドといいます。末子です」

「双子の妹で、アルフィレナです」

 彼らは身を寄せ合って、一心にダヴィディアートを見つめていた。

 オズワルドがすかさず椅子を一脚持ってきて、ミリアンヌを座らせた。大事そうに腹部を抱える彼女は柔らかく微笑んで感謝の言葉を告げる。待たせているあいだに、具合でも悪くなっていたのだろうか。そうでなければいいのだが。

「サリカ、か」

「殿下の親衛隊員であるニーヴェナル・サリカの、ご両親と兄弟姉妹です」

「……そうか」

 予想は当たっていた。彼らは確かに、そこかしこにニーヴェナルの面影があるのだ。それに、ふたりの女性に見覚えがあった。馬車の窓からで、ちらりとしか確認できていなくても、強烈な記憶として焼き付いている。

 たしか、ルクレツィアとフェリシティだ。彼女たちにあわせる顔がなかった。

 俺はニーヴェナルが怒って当然のことを、言ってしまったのだ。拳で殴らずに頬を張るだけで済ませてくれた彼は、相当に優しかったに違いない。

「息子を正しく育てたつもりでいました。ですが、不敬を行うなど……、我々が詫びて済むことでないと、わかっております」

「けれどどうか、どうかあの子に、ほんの少しでもご温情をいただけませんでしょうか」

 お互いの手を握り合ったサリカ夫妻が、今にも地に額ずきそうな声色で懇願する。やめてくれと叫んで彼らを止めたかった。それほど、俺は己が恥ずかしかった。

「弟は、ニールは本当に優しい子です」

「兄はあなた様のことをとても誇りに思っています」

「帰宅しても城での出来事ばかり、それは嬉しそうに教えてくれるのです」

「近衛兵時代からずっと敬愛していた方の親衛隊員になれたのだと、兄さんは話してくれました。どんなことがあってもお仕えするのだと、誇らしげでした」

「あたしも聞いています。そんなニール兄さんが酷いことをしたなんて、きっと何かの誤解です」

 ああ、ニーヴェナルは、こんな親と兄弟姉妹に囲まれて育ったのだ。あれは顔の美しさもさることながら、何より心根が真っ当で美しい。

「……そうだな」

 ダヴィディアートはついに肩の力を抜いた。苦さは滲んでしまうが、せめて彼らに微笑のひとつは返したい。

「些細な誤解だった。ニーヴェナルはすぐに解放されるだろう。俺が、そうさせる。あれに処罰を与えることも、将来に響くようなことにもならないと約束しよう。だから、安心していい」

 これ以上彼らを悲しませておくことなど、いくらなんでも自分にはできない。愛する者の家族を疎んじる気もないし、できることなら彼らにも好かれたい。俺が原因で俺が悪かったのだと、王族として謝罪することはできないけれど、それ以外のことならば地位と権限をフル活用してなんとでもしよう。

 ダヴィディアートの言葉に、夫妻と兄弟姉妹たちに笑顔が戻った。手を取り合い、互いに抱きしめ合う。夫人は涙を見せて、夫の肩に顔を埋めた。温かな輪が眩しい。

「よろしいですか、殿下」

 さすがのヴァリアンテも毒気を抜かれているのか、わずかに瞳を細めて遠くを見ていた。

「ああ。彼らを丁重に送り届けてくれ。俺の名を好きに使うといい」

「ではそのように」

 略式の礼を返したヴァリアンテがオズワルドの名を呼んだ。熟練の親衛隊員にはそれだけで全てが伝わるのだろう。ダヴィディアートもうなずけば、彼は口角を上げて髭を揺らした。

「あのう……、殿下! どうもありがとうございます!」

 一番年下で、一番元気のいい少女が、目尻に涙を浮かべたまま叫んだ。咎める声はもうかからなかった。

 礼など、本当は伝えてもらう筋合いはないのだ。母に諭されるより、よほど反省している。ダヴィディアートはこの場にいることが、だんだん恥ずかしくなってきた。これ以上とどまれば、罪の告白をしてしまいそうだ。

 だが、何も言わずに去ることもできない。

「ニーヴェナルを俺に与えてくれたこと、礼を言おう」

 せめて王族の威厳だけは身にまとわせて、王子は心からの感謝を告げた。

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