M-1グランプリ〜2回戦〜

 M-1グランプリ無事1回戦突破した僕達。ラーメンズ。

 正直夏休みが終わってから1ヶ月弱学校生活が大変すぎて漫才のこと あんまり考えられてなかった。

 休みの日。栢山に家に呼ばれた。僕はなんだなんだと思いながら家に行く。栢山の部屋に入ると開口一番言ってきた。

 「漫才作ったー!ネタ合わせしようぜ!」

 僕はめっちゃ驚いた。だって一回戦の漫才のネタは僕がほとんど作ったから。とりあえずネタ合わせしてみる。

 (めっちゃ面白いな…)

 正直僕はちょっと嫉妬した。面白い。

 栢山がテンション高めに僕に聞いてくる。

 「俺のネタどうだった?」

 僕は言う。

 「普通かな。」

 それに栢山が笑いながら反応する。

 「正直じゃねえなーw」

 だから面白くないって。

 僕達は10月12日にエントリーした。

 とうとうM-1グランプリ2回戦の日になった。

 僕達はM-1グランプリ2回戦の現地に来ている。

 やっぱりめっちゃ緊張する!栢山を横目で見るとめっちゃワクワクしてる感じだった。こいつ緊張しないのか…?

 ちなみに今回のは日本語を英語っぽく話すみたいなネタ。これをジャパニーズイングリッシュって名付けてるらしい。

 今回2回戦は1回戦よりも勝ち上がりにくい。だってシード権を持っている芸人たちも2回戦には出場するからね。僕達のところには去年準決勝まで行っているコンビもいるし…さらに!今回Bグループ!めっちゃ早いな。

 とか考えているととうとう僕達たちの番になった。

 1回戦と同様にでてくる。

 「「どうもー!」」

 (なにかおかしいぞ…?)

 ネタをしている最中違和感が襲ってくる。

 栢山がボケても

 「コニチワ」

 僕がツッコんでも

「ガッツリ日本語じゃん!」

 あんまりウケない。

 その違和感が拭えないままネタを終えることとなった。

 「「ありがとうございましたー。」」

 栢山の家で振り返りをすることにした。

 栢山が口を開く。

 「なんでウケないのーー!」

 栢山がおかしいぞ?そう思いつつ同調する。

 「たしかに。もっとウケてもいいのにね。」

 栢山が言う。

 「絶対落ちたやんもうー!あああああああ!!!」

 やばい。栢山がヒステリック起こしてんな。

 「まあまあ…結果見るまでわからないから…」

 僕達は結果を待つ。

 結構待っていると通知が鳴る。

 「あ。通知。」

 僕がそう言うと栢山が反応よく聞いてくる。

「どう!?どう!?落ちた?受かった?」

 あくまで僕は冷静に結果を見る。けど僕達の名前はなかった。

 「うーん。落ちてるな。」

 と僕が言うと栢山が

 「ひゃあおおあうああーー!!」

 すごいヒステリック。

 「…まああの受け量では落ちるの当然か。」

 急にヒステリックが治った。怖い。

 僕が

 「また来年頑張んなきゃ。」

 と言うと栢山が

 「おう!でもいっぱい漫才ライブ行けるぜ!来週これ行こうぜ!」

 と言って漫才ライブの告知見せてくる。

 それを見て僕は

「うーん良いけど。」

 


これで初めてのM-1グランプリの挑戦は終わった。初めてで2回戦進出はまずまずの結果だと思う。来年はもっと頑張んなきゃ。でも!来年。高2になったらお笑いのセンスも磨かれるはず!と今は思ってる。…まあ学業も頑張んなきゃ…




 

 


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