記憶喪失の厄災はユニークスキルで無双します!
紫ピクミン大好きちゃん
第1話 始まり
「痛った‼」
その目覚めの声は後に世界を揺るがす事になる…
「なんだ?ここは…森?にしては霧がすごいけど…」
黒ずんだ木に紫色の霧…まさにザ・ゲームのステージといった所だ。
「早くここから出ないとn…」
ちょっとまった、俺は誰だ?名前は?どうやってここまで来たのだろう?
言葉は分かる。物の名前も分かる。だが、自分についてだけは全く思い出せない…
これはいわゆる記憶喪失と言うヤツだろうか?
とりあえずそんな事はいい、まずこの森から出ないと…
「まず第一にここの広さを知らなければいけないな。」
ここの広さ、それによってやる事の順序が変わってくる。だがそれを知る術もなく、とりあえず今日はここに留まる事にした。
翌日____________________________________
「まさか!これは…」
「うぅ~眠ぃー」
「あの…すいません、少し話を聞いてくれませんか?」
知らないうちに俺の前には女性がたっていた。
「…話?」
「一応聞いておきますが貴方はここがどこか分かりますか?」
「分からないですね…まぁ、今出口を探しているのですが…」
恐らくすぐに見つかるとは思うが…
「結論から言います、貴方は厄災です。」
そんな冗談信じる訳ないでしょ、と最初は笑い飛ばそうと思ったが彼の真剣な目を見て嘘でないことは分かった。
「あなたは知っているのですか?俺について…」
「やはり…貴方は記憶を失っているのですね…」
「教えてください、俺が本当に厄災ならどんな事をしていたのか、ここはどこなのか。まぁ、厄災と言ってもパっとイメージ沸きませんけど」
「今から約一万年前…、人間は部族ごとに分かれて対立していました。ですがとある部族が他の部族と交渉や売買を始めたのがきっかけでこの世界では沢山の部族が一団となっておおまかな『国』が7つできました。そして国交を結び…商人が行きかい、人々の生活は豊かになっていきました。そんな平凡な時が100年ほど流れ、国を統一する国王が2代目になったその日です。すべての国が滅びかけたのは…その日、とある人物が国を襲いました。それが…」
「俺か、」
「そうです。貴方の力は凄まじかった…それぞれの国ごとに一人、国で一番強い戦士を送り、7人で貴方を倒そうとした。ですが戦士たちがどんなに重い一撃を食らわせても傷こそ負うものの、全ての攻撃は致命傷にはなりえませんでした。それどころか再生して戦士たちはまともに戦っても勝てない事を悟り、全員の死と引き換えに貴方を封印しました。ですが封印するだけでは封印がとけたらまた国が危うい、そこでこの森にも封印の結界を張り、国を守った…そして見事に今、貴方はここに閉じ込められ、あわよくば記憶と共に魔法なども使用できなくなっているようですね。」
「魔法?そんな物がこの世界で使えるのか?」
「ええ、恐らく貴方の創造を絶する力でしょう。私が試しに発動しますので見ておいてください。」
「そこまで言われると期待せざるを得ないな、」
「それでは、発動します。
彼女が魔法を放った瞬間に空に炎、それも青い物で門のような形を形作っていた。そしてそれを見つめる間もなく約2000度の炎が半径500mに広がった。
「結界、魔防特化。展開」
そしてその炎を透けている水色のドームのような物が包み、高温の炎が散る際の温度差による爆発が起こり、大きな音を立てるが何も起こらなかった。
「今のが私の十八番、「デス・ファイヤレス」です。ちなみに大群にむ向けて連射すると敵を一掃できますよ。実際それで100万の兵を殺めましたから。」
エグイ事をするな…と思いつつ、もはや本当はこの人が厄災なんじゃないかと思った。
また、ここから厄災はこれまで以上に強くなるため。最低限の知識を学び訓練を始める。
記憶喪失の厄災はユニークスキルで無双します! 紫ピクミン大好きちゃん @sakuragiakagi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。記憶喪失の厄災はユニークスキルで無双します!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます