第17話 V2:本日補給中 Alimentando
「お買物、お買物~」
「何を買うの?」
「今日は結構いろいろね! あなたが居るから、たくさん買えるし」
「分かった。この際一気に補給しとこう」
お米、お味噌、お肉にお野菜……なるべく保存の効くものを
「そんなに買って大丈夫か?」
「だって何度も来るの面倒じゃない。傷みやすいものから先に消費するから大丈夫よ」
パン、クッキー、お菓子、お菓子、お菓子~~
「おーぃ、お菓子多すぎないか?」
「だって消費速いでしょ。あなたなんて災害対策の乾パンと氷砂糖食べちゃったし!」
「ゲームが佳境に入ると、PC前から離れられなくなるから」
「でしょ。簡単に食べられるもの用意しとかないと」
「実戦的ではある」
「あ、そうそう、ゴミ箱買わないと」
「ん、どうして?」
「だって、間に置いておくと包装紙なんかですぐに一杯になるから、しかもあなたは捨てに行かないし」
「いや、それはそうだが」
「さて、補給は終わり。これでしばらく大丈夫でしょ!」
「確かにそうだが、世間との繋がりという面で少し不安にはなる」
「気にしない~、気にしない~っと」
「まぁ、それでも問題なさそうだが」
「マイ・ペース~、マイ・ペース~~~っと」
二人でPCの前に座る。
「んじゃ、行くかぁ」
「そうね!」
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