第43話 取り調べ
結論から先に言おう。100%自分の血でした。まぁ、そうだよね!絶対にそうだもん。そうじゃなかったらなんなんだって話になってくるし。
「これで分かりましたか…?私は人なんか殺してはいません…」
検察が嘘だろと言わんばかりの顔をして、こちらに質問をしてくる。
「君は、失踪届が出されていた、宮田 飛鳥であってるかい?」
「はい。」
「じゃあ…失踪した日から今日までのことを、覚えている範囲で教えてくれるかな?」
ええ!全て教えますとも!信じてはくれないだろうけどね!
「信じてはくれないでしょうけど…はい。話します。まず、私と楓が歩いていたんですよ。そうしたら、突如空間から、カタコトの人が出てきたんですよ。」
「ちょっとまってくれ…楓っていうのは、三風 楓のことか?あの失踪した。」
「ええ。私の親友で一緒にゲーセン行ってたんですよ。そしたら、さっき言ったことが起こり、私達が攫われたんです。なんか、実験がどうのこうの言ってましたけど。」
検察が頭を抱える。大丈夫か?理解できないことのオンパレードだろうけどさぁ…
「あ…続けてくれ。ちょっと頭の中を整理していた。」
うん。大丈夫じゃなさそうだけど続けるか。
「それでですね。オニごっこっていうゲームに参加させられたんですよ。で、そのオニごっこでは、役職が配られたんですよ。私なら【裏切り者】とかね。で、それでなんやかんやあって、私が死んだんですよ。」
「なんやかんやを知りたいんだが。」
「そうしたら物語の尺がヤバイことになるでしょ?(?)」
「確かに(?)すまない。後で聞かせてくれ。それで、その後を教えてくれ。」
「それで、いべんとで私が復活したんですよ。だから、一回殺されたときの血が付いていたんですよ。その後、もう一度いべんとが開かれて、そこで、氷室さんと、楓に助けられたんです。で、今に至るという訳です。」
「そういうことか…頭が追いつかない…」
それはねぇ…これだけ言っとこ。
「一つだけお願いしたいことが。」
「なんだい?」
「氷室さんっていう人と、楓、あと…大久保さんっていう人が戻ってきたら教えてください。特徴は、氷室さんが、すごい女顔で、楓は分かると思うんですけど、隻腕です。で、大久保さんが右目に光がなくて、左腕を骨折しています。」
これには検察は驚いて、
「そんなに戦いが激化しているのか…?今すぐに応援を…」
「あ、無理ですよ。だって、この地球は同じのが3つ以上あります。だから、ロケットでも飛ばさないと無理だし、そもそもどこで開催されているのが、皆目検討もつかないので、行くだけ無駄です。じゃあ、私は家に帰ります。親が待っているので。」
「あ、あぁ…ありがとうな…こんな朝まで…」
私はその言葉を聞きながら外に出る。はぁ…朝焼けが美しい…
左目は切られちゃったからなぁ…中二病みたいになっちゃうじゃん…
まぁ…家に帰りましょうかね…
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「そうしたら物語の尺がヤバイことになるでしょ?(?)」
こんにちは。むぅです。今回は飛鳥メタ回でしたね。作者の特権だろ!それを言えるのは!おい!
話すことないので
以上!
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