第42話 帰還
【宮田視点】
二人が脱落してどこかへ飛んでいく。このグループでは私が…私が1位…?
『あ…終わってた。はい。じゃあ、おめでとう。これ名前も言ったほうが良いのか…?まぁ、役職と一緒に言うか…藤堂 紫苑 【騎士】 宮田 飛鳥 【裏切り者】
光 闘優 【数学者】おめでとう。まぁ…傷は…止血して、治してやる。このいべんとを生き残った労いって感じかな?まぁ…黒衣が行ってくれるから。じゃあ、僕は他のげぇむの運営行ってくるから。元に居た世界に返してやるから。』
そして、アナウンスが途切れる。あぁ…やっと帰れる…
「二人が脱落しなきゃ良いけどな…もうこんなげぇむ懲り懲りだ。」
私は黒衣に眠らされる。そして、次に起きたときには、どこかの路地裏に居た。あれ?ここって…
「私達が攫われた場所…やっと帰ってこれたんだ…」
安堵するのと同時に、自分の服を見て絶望する。
「あ…自分の血が…終わった…」
どうせなら、血も洗っておけよ!もう!あのGMが!
「もう意を決してこれで外に出るしかないのか…今は深夜だし…人も居ないし…」
そう呟きながら立ち上がる。すると、赤と青のランプが見える。あ…これは警察…
「はい。ちょっとそこの君。こんな時間に何しているのかな?」
二人の警官が笑顔で聞いてくる。怖い怖い!補導なんてされたことないから分かんない!
「え、いや、あの、その、ちょっと命懸けのげぇむから帰って来ただけでぇ…」
「君は何を言っているんだ?こっちを向きなさい!」
ですよねぇ〜そうなりますよねぇ〜でもそっち向いたら、絶対に取り押さえられるよねぇ…
まいっか!この血を採取して自分の血って判断できればいいからね!
私は警察官の方を向く。次の瞬間、後ろに回り込まれ、すぐに確保された。うん。知ってた。
「お前!一体何をした!」
「いや。これ自分の血です。普通に検査すればいいじゃないですか。自分の血かどうかぐらい。それで分かるはずですが…」
そう言うと、両方とも黙ってしましたが、そのうち、もう片方が口を開く。
「それにしては血の量が多くないか?2人分位あるぞ!誰かを殺しただろ!おい!」
あーもう!面倒くさい!さっさと検査できるところに連れてきゃいいじゃん!
「だぁかぁらぁ!私はデスゲームに巻き込まれたんです!私は一回死んだの!その時の血が残ってんの!さっさと検査すればいいじゃん!ほとんどの血が自分の血です!」
そう言い放つと、警官は困惑して、言葉に詰まる。
「分かった…検査ができるところに連れて行こう。それで、他の人の血が50%以上含まれていたら、分かるよな?」
「ええ!早く連れて行って下さい!こんな押し問答を続けていたらきりがありません!」
そうして、私は連れて行かれる。
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あぁ…やっと帰れる…
どうもこんにちは。むぅです。
いやぁ。帰ってくるシーン書くの楽でいいですねぇ…
せんぱぁい!はよかけやぁ!約束したやろが!!!
以上!
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