第19話  攻略開始

 

ダンジョンに、入っていく俺達。

『編成は、どうするのゴクちゃん?』なまめかかしい声のパメラ。


『俺とアカリは、前衛。中衛は、ジュリとアリー‥‥、

              後衛は、ノビと、だ。』


『あんたなんて‥‥‥冷たい言い方しないでぇー。』とむくれる。

(...そんな...言われ方...初めて...。)


『行きましょう‥‥。』 (...負けないわ...。)


 俺達は、アカリの先導で‥‥進んで行く。


1階層 スライム       ボス  キングスライム。

2階層 ゴブリン       ボス  ゴブリンソルジャー。

3階層 コボルト       ボス  コボルトソルジャー。

4階層 スケルトン      ボス  スケルトンキング。

5階層 ゴブリンソルジャー  ボス  ゴブリンジェネラル。

6階層 ビッグスライム    ボス  ビックキングスライム。

 

攻略は、「”ガンガン”いこうぜ」で、進んでいく。

          ・

          ・ 

          ・

20階層 オーガソルジャー   ボス   オーガジェネラル。


俺達は、余裕。楽勝で、20階層ボスを倒した。

時の魔道具を見ても、まだ数時間しか経っていない。


ジュリとアリーが、ほとんど倒してる。

戦闘中に、パメラがジュリとアリーに、

「マジック・ヒーリー」を掛けて、魔力回復させる。

アカリも「ヒール」を掛けて、体力を回復させる。

俺とカエルは見てるだけ。


『ここまでは‥あたいも来た事があるから‥それにしたって‥‥

        早すぎるわ‥‥アリー‥‥あなたって、凄いのねん。』

             

パメラは、アリーをねぎらう。


アリーのぶっ放す、魔導銃の威力が、凄まじい。

その分‥‥魔力と体力を、かなり消耗する。


『ジュリねえの方が、凄い凄いにゃのだよ』.....小さな声で、

垂れ耳を、”パタパタ”尻尾を、”フリフリ”して、照れてる。

『きゃわいいーーーーい。」アリーに、抱きつくジュリ。


抱きつくのを、後ろで見ていた。

桃の割れ目が、ハッキリわかる‥‥緑のセクシー‥‥。

「レースの桃風呂敷さん」が、ミニスカートから、

ほぼ満面の、「こんにちわ」と、挨拶してくれた。

俺とカエルの視線が、一点に集中する。視線と鼻の下を見て、

        

『ジュリねえ‥‥おパンツ。』アリーが”ポツリ”。


すぐ、しゃがみ込んで、「レースの桃風呂敷さん」が「さようら」‥‥。

振り返り、真っ赤な顔。


『このっ!!!ど変態どもーー!!!!』

(...なんでノビまで見るのよー...。)

で、わめく。


いきなり‥‥『ゴクちゃんになら‥‥。』   (...んん??...。)

紅の蛇革短丈スカートを、まくり上げようとするパメラ。


『ん‥?その位置がらなら‥‥』身を乗り出す、カエル。


『貴様などに!!この勝負の黒レー‥‥』言いかけ、にらむ。


(...まるで蛇に睨まれたカエルだな...。)


ノビカエルは、汗が滴る。しかし‥‥”ケロッとしてる。


(...ほんとにタフな...カエルだ...。)


呆気あっけに取られて、ポーーーとしてた。


”ぐぅううう”と、腹が鳴る。


『セーフティーゾーンで食事を取りませんか?』

 ここでも、アカリが先導。

(...ここ... ...挽回しないと...。)


『そうだな‥‥移動しよう。』

リーダーは、アカリで良かったんじゃない?。 皆で移動する。

             

「セーフティーゾーン内」


ジュリとアリーは、並んで座り、ジュリが「万能巾着」から、

干し肉を出して、アリーに食べさせてる。


(...んー... ...食べる仕草が...可愛いいーぞー...。)


蛇とカエルのコンビは、‥‥カエルが蛇の食事を用意してる。

やり取りを見てて、飽きない。


「アイテムボックス」から、

 女将さんに貰ったパンと、肉達を出そうと...。


アカリが前にくる。「万能巾着」から、

折り畳みの小さな椅子を、組み立て、俺の目の前に座る。

椅子に座ってるせいで、黒編みのガーターの奥。

ブルーの極小セクシーが、顔を出してる。

(...さあ......お好きに...どうぞ...。)


血が顔に昇るのが、ハッキリわかる。


”クスッ”と、笑いながら、わざと美脚を____広げる。


恥ずかしい。見ているのが、わかっている。誤魔化ごまかそう。

「マジックボックス」の中を見て‥‥あさる。


アカリは、すぐ椅子から立ち上がって、前にしゃがみ、

「アイテムボックス」を、一緒に覗き込むふりをして、耳元でささやく。


『昨日から見てたのは、知ってましたわ。

世の殿方は、お好きですものね‥‥。でも‥‥見るのは私だけに‥

あなたになら、お好きなだけ‥‥全てを魅せても、良いですわ。』

アカリは、耳に‥‥”ふぅー”っと息を吹いて...離れる。

(..これで先制攻撃は....いいわね..。)


淫靡いんびな囁きと、アカリの汗の匂いが....。

              

”ふらっふら”

頭と胸が、爆発しそう。鼻から”ツーーーー”と流れるものを...感じた。


ジュリがいち早く、俺の顔が赤くなり、目がうつろなのに気づき、


『変態?‥‥血??魔物の攻撃受けてたの??顔に??

 ネー!「ヒール」掛けてあげなよー。』

(..さては.. ..ネー.. ..何かやったわね..。)


聞くと‥‥。   アカリは、照れながら”クスッ”と、する。


また、 "ぐぅううう”と、腹が鳴る音で、

遠のく意識を、呼び戻し、思う‥‥。


(...「ヒール」ではなく「」..を、掛けられたんです...。)


挑発的に、美脚を開き、”クスッ”と、笑って、

極小セクシーを見せつけ、「」を、何度もかける。

(..追加の攻撃ですわ..。)


またまた、”ぐぅううう”と、腹が鳴る音で、

空腹で脳が、完全に支配された。気を取り直す。


「アイテムボックス」から、パンを4個取り出し、アカリに渡す。

繋がっている乾燥腸詰を取り出し、

 てのひらに乗せ、「桜刀」で、”スパッスパッ”と、4本に切り分ける。


 『パンに挟んで食べると、美味いらしい。』乾燥腸詰をアカリに渡す。


乾燥腸詰を1本挟んで、パンを渡そうと、”ニコッ”として、近づくアカリ。


『叔母からあげたら殿方は、

    お喜びくださる。と、伺っておりますわ‥。』小声でささやく。


両肘で、ボインを挟み上げながら、‥‥パンを、俺に渡す。

(..トドメですわ..。)


そこで俺は、完全に意識は、ぶっ飛び....。


」から、「ヒール」に、魔法を変えて貰った。

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