第4話


翌日もまた同級生たちに




「お前良いよな~円と弁当食えて」




「そんなことないよ、ただ彼女だから」




「あー言ってみてーな、そんなセリフ」




僕のホモ疑惑は払拭できたのだろうか?






でも円さんと付き合ってる設定になってるから、よやく払拭できたのだろう。






僕にしては嬉しい限りだ。








円さんは友達に僕のことなんて言ってるのだろう?


恐くて訊けたもんじゃない。


でもお金払っている以上「彼氏」であってもらいたい。














学校が終わり円さんに会いに行く。


今日で最後だから無料で手を繋いでくれる。と言ってくれた。


もしかして、円さん僕に情が移ったのかも知れないと思った。


早速5000円払って僕たちは手を繋いだ。


女子の柔らかい手。


僕は緊張で手汗が凄かったと思う。


公園にに着き僕らはベンチに座った。


なんだか今日の円さんはどこか優しく感じる。


僕に「寒くない?」と心配してくれたりで。


もしかして僕ののこと…好き?


円さんが横でミルクティーを飲んでいる。


口元に目がいってしまう。




キスがしたい…




キスがしたい…




僕は思わず言ってしまっていた




「キスしようか」




円さんにビンタされた




「ドラマのようには行かないんだよ!」




円さんは怒って帰ってしまった。












翌日




円さんに謝りにいくと、




「キスは5万ね!」




と笑う円さんであった。

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隣のクラスの円さん! 寅次郎 @jkrowling

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