第3話


翌日学校で同級生たちに




「お前ホモじゃなかったの?」




「そうだよ!」




「円とやったの?」




「あ、それは秘密」




僕は嘘をついてしまった。




童貞の僕に「やったの?」




は童貞が見栄を張りたい質問ナンバー1だ。




でも円さんのお陰だな、
















円さんはお金の面を抜かせば、彼女に是非したい女子だ。一緒にいるだけで良い匂いがするし、スタイルもいい。僕は円さんとの日々ずっと続けばいいのに。そんな事を想っていたが、ビルゲイツじゃない限りそれは無理だ。僕の貯金が猛スピードでなくなっていった。














お昼のチャイムが鳴った。


円さんに7000円渡してわざとみんなに見えるように中庭で僕らはお弁当を広げた。


円さんのお弁当は三色弁当で可愛らしい物だった。


僕のお弁当はいつもと代わり映えしない物だ。




円さんが言う




「わたしと居て楽しい?」




「うん、楽しいよ」




「あんた変わってるね、だからホモホモ言われるんだよ」




「円さんって好きな人いるの?」




「関係ないじゃん」




そして僕らのお昼休みは終わってしまった。






「で、明日は最後の日だけどなにをするの?」






「公園のベンチにふtリで座りたい」








「なら5000円でいいよ」






「ありがとう」








僕は貯金箱がもう空っぽになってしまった。


でもお金の関係とはいえ、僕は円さんんに惹かれ始めてる。


童貞で免疫ないせいか、女子と居るだけで楽しいんだ。




ありがとう円さん!




ありがとう恋心よ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る