第一章 7話 観光の終わりと研究にかける思い

僕たちはその後、


街の窓口のため、

昔豪華に作ったと言われるアムセリアム通りを見て、

その後もう一つの観光スポットを見て、

観光を終えた。


僕はチェックインするホテルに向かうべく、路面電車へ。


彼女は別側の方向だったので、

途中でお別れを言って分かれる事になった。


「送らなくて大丈夫か?」


「大丈夫ですよ!(笑)」


「そっかじゃ」


「あの、もし良かったら、、」





と少しの沈黙。


「また、、、また、お時間のある時に、観光しませんか?

しばらくいるんですよね?

お返しも大丈夫なんで」


「うん、そうだね、

僕もこっちの調べ物だけするってわけじゃないし、是非、時間があるときなら」


「はい!是非」



その後彼女は社用のスマホを持っていたので、

連絡先を交換して、


「それじゃ」

「それじゃ!」


と分かれた。



その後ホテルに着き。

諸々送っていた荷物を受取をして、

チェックインして、部屋へと入った。

「さてと」


僕は受けった荷物から、

必要なものを取り出し、

部屋の所々に使うものを配置した。

普段使いする歯ブラシや剃刀、着替え的なものだ。


あとは学生のレポート。

今は調査で活動する仕事を主としているが、

普段は大学で授業や、お手伝い、

その用意やら、

あとは教授と研究とかしたりして過ごしている。


時たまこういった調査活動みたいなのでしばらく街に滞在することもある。

まぁとは言っても学生のレポートなどチェックなど細々とした仕事はする必要がある。

調査活動も、資金が潤沢にある訳でもないからだ。

特に最近は、お金の工面ができず諦める。

リスケ、するなんてことはよくある。


しかしまぁ今は便利な時代だから、ネットとPCさえあれば粗方の事務仕事はできる。

からこういう風に普段の業務に織り交ぜて、

出先で調査てこともできる。

僕は、デジタルデータより紙がまぁまぁ好きだから紙で持ち歩くものもあるが。


ふと見るとスマホに着信があった。

大学の知人からの電話だ。


彼の名はカルステッドメドル。

この知人というのは僕の中では

一番長い付き合いだ。

まぁ腐れ縁というやつかもしれない。

またに一緒に仕事をする。

まぁ多分仕事の話関係かな。

とりあえずかけ直すことにする。


「もしもし 俺だ あ、着いた?」

「あ、ついたよ」


「たく、かけても出ないんだら、

まさか今着いたわけじゃないよな?」

「あ、すまない、少し観光していたんだ、特に今日は調査するつもりもなかったしね」


「まぁそれは構わないが、お前が観光?珍しいな」

「まぁちょっとした気の変わりだよ」


「ふ~ん、まぁそこは観光するとこは色々あるわな、、、まさか女とか、

まぁないか、お前に限ってー」


彼は意外と感が鋭い。

僕より直感タイプな感じだ。

割と言うときは言うし。

まぁそんなわけで今は今日あった彼女ことを言いたくない。


話すとなんか面倒なことになりそうだ。

それに彼女は若いしな。

どうのこうの出会いを聞かれて、

ありもしないことを根掘り葉掘り、

質問攻めに合うのは目に見えていた。

すべてを説明するのも面倒だ。


「まぁな、そんなこんなで今ホテルに着いたところだ」


「ああそうか、まぁ別に着いたのわざわざ確認しようって電話でもないんだが、

まぁチケット手配したのはこっちだから、無駄になってないだろうなという、

確認は必要だが

それはそうと今回の調査に関して一応確認し直そうと思ってな」

「あ、まぁそんな感じの電話だろうとは思っていたよ」


「今回の調査は物質の遠隔活動についての記述だ

あくまでも先生の研究してたものを調査する訳じゃいぞ」


「分かってるよ、先生の研究は追いかけてない、

だがな、当たり前のことだが成果が0って話もなくわない」


「そりゃそうだ、

大学の研究では莫大な予算が使われている、まぁ最近じゃそれを渋る連中も多いが、

いいかあくまでも研究というのは役に立つとか、成果がでるからやるってものじゃない、


それでも種をまき、どれかが芽が出ることにより、人々の暮らしに役にたってきた

だから荒唐無稽に思えることを俺らはやる必要がある、

正直に生きてるうちに称えられないかもしれない、でもむくに」

「むくにただがむしゃらに

ああ、分かってるさ、せいぜい先生みたいにならないよう頑張るよ」


いつものやつだ。


「それにアインシュタインのようにセンスも必要だが、研究というのはいつも暗闇の中で、そこに一筋の明かりがないと迷って」


「もういいか、この辺で、今日は移動で少し疲れたし、とりあえず、切るぞ、何かあれば追って連絡する」


「ああ、、そうだな、まぁ頑張れ、じゃ」

「ああ、じゃ、またな」


たく、あのまま長々聞かされたら、

流石にまいるだろ。

今日は疲れたな。

ゆっくりしよう。


僕はその後ホテルの食堂で食事を済ませ、少し早めに布団に入った。


しばらく泊まることもあって、

まぁしばらく大体1〜3ヶ月ってところかな。

そんなに豪勢なホテルではないが、

まぁ僕にとっては充分であった。

そんなに普段豪華な生活ってわけでもないからな。

まぁ一般的な生活。


今日のあの子、どんな生活をしているのだろうか。

確か話には観光案内の寮生活。

そんなにいい生活ではないだろうが、

そんなことを考えて床につく。


早朝、移動の疲れと観光疲れもあったのか

大分熟睡してしまった。


時刻は10:00になっていた。


「くそ、しまったこんな時間か」


実は11:00から色々資料の調査をするべく、ダイメルク図書館に、

アポイントを取ってある。


ほとんど事前に許可は取ってあるだが、

、まぁ使用にあたって最初の挨拶のようなものだ。


1〜3ヶ月ほど資料を読み漁ったりするための。

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