義(ぎ)と偽り終章

最後の報告書を読んで俺は、

3人合作で怪談を書いて後輩を怖がらせる為に

ここまで待ったのかと

それにしても何故この本がここにある?

そう思いながら、本を閉じようと思ったら

まだページがあることに気づいた

めくろうとしたら、ノリを塗ったみたいに

角だけ張り付いていた状態だった

慎重に剝がすと


2階左端

072 112 021 144 

と書いてあった

最後に悪戯で書いたのか?

そう思い本を閉じて棚に戻した


家に帰り今日読んだ本の内容を思い出した

あの最後の数字は意味は何だったのか考えた

思考をめぐるが、答えはではない

憶測だけで確信は持てない

そんなことを考えていると意識が無くなり眠りに付いた

光が目に差して、周囲を見ると音楽室にいた

ピアノを弾いてる男性がいた

でも何かを言っているみたいだったので耳を澄ませた

               (す)

「聞こえない・・・リズムが取れない・・・」

と言っているみたいだ

弾いてる人の姿をよく見る耳がない

そしてこっち見ると

「俺から音を取らないでくれ・・・」

と言ってきて

俺は、目を覚ました

夢かと思い今見た夢の内容を考えた

そういえば、報告書もこんな感じで一部身体が無いの人が出てきたなと

それで町の図書館に向かうことにした

まず、古い新聞か歴史の本がないか探した

見つからないので

一応職員さんに質問をした

すると不思議なこと言われた


もし、あなたみたいな探し物をしてる人が来たら見せる為に預かってる物あると


見せてもらうと今から30年前の新聞だった

内容は、取り壊し中の学校から4体の死体が出たと

そして、共通してるのは、一部肉体が欠損と一部損傷が酷い状態だったと

                  (そんしょう)

そうなるとあの報告書の意味と今日の夢の内容が繋がる





そして、小さな封筒も渡せれた

中身の文章は


これを読んでるあなたへ

絶対にあの隠し物を探すな

1を探した人は、腕を骨折

2を探した人は、足を骨折

3を探した人は、目を失明しそうになった

と書いてあった


それを読んで思ったのは、今は無き学校だから探したくても探せないと


気になったのは、今ある学校は、元々は何だったのか

そこで、町の古い地図を探してみると病院だったことが解った

病院を改装して学校にしたみたいだった

その病院で何が起きたのかは、過去のことなので、今は解らない





062 141 092 021 154 ひだりかべ


083 021 032 041   ゆかした 


081 054 013 091  やねうら


072 112 021 144 みぎかべ


解き方は、ひらがな表を数字で表しました

「ひ」だと、は行なので、あかさたなはで6で、2は上から2個目だから「ひ」になります


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る