義(ぎ)と偽り3

2人目の報告書を読んで疑問が出た

今の学校の配置と違うと

もしかして、立て直す前の学校か?

そうだとしたら、かなり古い本だ

まぁ10年後に見る予定と書いてあったから古いのはしょうがない

そう思い次のページをめくる

3人目は、2階の右端の部屋に向かう

場所は、視聴覚室だった

部屋に着いて扉を開けてそこで考えた

あの数字の意味を

081 054 013 091

歩数かなと思って右の壁に沿って81歩

次に54歩移動したが、途中で一周したので

入口から一歩前に進んで内側を回った

その法則使って最後の91歩を進んだが

中途半端な位置に止まる

天井には、大きな照明があるぐらいで

周りには椅子があるぐらいだった

隠すにしても椅子しかないから隠しようがない

そう思い扉向かう

扉まで2・3歩の所で背後から声がする

「ないよ・・・見つからない・・・」

と聞こえる

後ろを見ると女性が座って床を手で触ってる

すると女性が顔を上げてこっちを見て

「私の眼がないの!!」

と叫ぶ

女性の顔には両目がない

そこで扉に手をかけてすぐにその場を離れた


そこで報告書が終わっていた


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