義(ぎ)と偽り2

最初の報告書を読んでページをめくる

2人目、1階の左端の部屋に行ったと書いてあった

場所は保健室

この人は、数字の意味は、角度と解釈した

083 021 032 041 なので

最初に扉を開けて分度器を床に置き83度の壁に向かう

次に壁に着いたら21度の壁に向かう

それの繰り返しで最後の41度の壁に背を向けて周囲を見る

正面にあるのは、体重計だった

その体重計を横に動かした

だがあるのは少し色が変わった床だけだった

古い学校だから色も落ちるか思って体重計を戻す

一応周囲を見るがあるのは、ベッドと机などの保健室にある

備品だけだった

何もないと思って出口に足を2歩動かすと

急に足が動かない

重くなるというか、掴まれて動かない感じだった

すると足元から声がする

「動けない・・・・進めない・・・」

と聞こえてくる

体を捻って下に視線やると

 (ひね)

男性が足を手で掴んでいた

すると男性の目線が合うと

「俺の足を返せ!!」

と叫ぶ男性の姿は、両足が無かった

それを見た時に近くにあった体重計を倒した

倒したと同時に足が動いたので保健室を出た


これで2人目の報告書が終わる

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