第13話

side なの


んん。

暗いなのここどこなの。


あ、暖かいなの....


何かに包まれているようなそんな感覚。

そして何よりもこの安心感。



ピキッ


ピキピキッ!


少しだけ明るくなったの。

この生物は誰なの。

自分とは何か存在自体違うの。

でもきっと暖めてくれた存在なの。


強く抱きしめる。


決して離さないの。

繋がりを感じるなのパートナーなの。



パートナーモンスターと人間が

何故いきなりパートナーとしての認識になるかは分からない。

いまだに謎が、多く存在するパートナーモンスター。

だけどこの幼女はそんなこと知ったことかと言わんばかりに顔を擦り付け抱きしめる。





何か騒いでるのうるさいなの。


「ごlsfgjag、お名dgag教えggdgasgdh?どこのgasdgag子gagsな?」


言葉が分からないなの。

でも、言いたいことは分かるなの。






オムライスが美味しいなの!!

他にもハンバーク?とか色々食べておいしかったの。

でもやっぱりオムライスにはかなわないなの。


まだ多くの言葉が分からないなの。

行動で表すなの!


「なのっ」


なのなの!




.....Tシャツ脱いでどっか行ったなの。





喋りたいの話したいの。


『城田さん城田さん』


知らない人が話してるのを黙々と見ながら考え吸収し自分のものにできるように集中する。




そしてパートナーであるゆうやに喋って見せたの。

褒めてはくれたなの。

でも、何か焦ってるなの。

なの?




ゆうやといるのは楽しいなの。

モンスタ見ててもゆうやが隣にいてくれなきゃつまらないなの。



ゆうやをじっと見る。


感じるなの。

同じことゆうやもできるなの。

剣術スキルなんてないの。

けどがっかりしないでほしいなの。

どうすればいいなの。




冒険!モンスター!

ダンジョン行きたいなの!

ゆうやとならどんなモンスターでも勝てるなの!

剣術スキルなんていらないこと証明なのー!





高い建物に入って上に上がって何故か止められたの。

ゆうやが掴まれてるなの。

ゆうや嫌がってる?なの?



ゆうやを掴んでいる人を見る。

何か嫌な気持ちになるなの。

ゆうやどこか遠くに行っちゃいそうなの。

連れてかれちゃいそうなの嫌なの!



自然に使い方が分かっていた魔法をに向けて放つ準備をする。



ゆうや盗られたくないなの!!



「ゆうやを離すなの」




ひょう―—】



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