第11話

大学が始まるまで後3日ある。

その間にしたかったことは、初ダンジョンでの冒険だ。

だが、それは普通のパートナーモンスターが生まれた時に考えていたことだ。


隣にいるなのを見る。


「.....」

「...なの?」


くそう!こっちの気も知らないで!

どうする!

もういっそ普通に冒険者として行ってもいいんじゃないか!?

よくSNSとかであるよな!?

他人は自分のことをそこまで見ていないって!

気にしてないって!!


っていうか待てよ。


「俺....戦えるの?」


はっ!!

意外と幼女が剣術スキルを持っている可能性も!!


「なの!剣術スキルを持ってたり「無いなの」」





よし、おいお前20万を返してもらおうか。






「でも、魔法は使えるなの。ゆうやも適正あるなの」






「くっそう!俺の剣術ライフがぁ~~~~!!!」

なのの声は祐也には聞こえていなかった。




魔法

この世界においての魔法は、あまり強い部類には入ってはいない。

唯一適性が無くても使いこなせるスキルが売りなのに対して、魔法は人を選ぶ。

そして、魔法は多く種類が存在し大まかに火、水、風、光、闇の5つだ。

そしてさらにここから魔法は派生していく。


パートナーモンスターに全て任せるのはありだが、魔法を使っている隙に近づかれ

避けられでもしたら終わってしまう。

近接スキルを持たない人間がパートナーモンスターを守るのも困難を極める。


そしてなんといっても魔法適性を持つ人間は少ない。

更に適性があろうとパートナーモンスターと同じ属性の適正を持っていなければ意味がない。


この世界では、魔法ではなくスキルを強く見られている。


そしてこの後、なのに魔法と言われ落ち込む祐也が立ち直るのは半日もいらなかった。









ビキビキビキビキッ!!

「グギャァァァァ!!!...ァァ」




あれ?口ってどうやって閉じるんだっけ。




ダンジョンの中。

祐也視点で見れる光景は、Vサインをしているなの。

そしてなのががそこには居た。

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