この作品を読むときに注意して頂きたい事がある。
それはタイトルにもある通り、大人な雰囲気でコーヒーを味わいたくなる事だ。
それは一重に美味しそうだからとか、コーヒーが沢山出てくるとかそういう事ではなく。
相手を想い、好みに合わせたくて、本当はそんなに好きじゃないのに背伸びをして飲む苦い味。
でもそんな気遣いや配慮に掛け違いやちょっとずつすれ違いが起きて。
大人の恋ならではのビターなテイスト。
ただただ甘酸っぱく相手の良い所だけを見ていれば良かった恋愛が、現実と混ざり苦味を醸しだす。
一通り作品に目を通して行く過程で、自分は無性に珈琲を口にせずにはいられなかった。
出来れば雰囲気のあるお店でモカブレンドと一緒に味わいたい作品。是非ご一読あれʕ•ᴥ•ʔ