scene:ランラク朝連合VSサムライジャー
〇岩山(船岩山)、夕方
殺風景な岩山を夕陽が赤く照らしている。
上手にゴールド・ピンク・洛仁らランラク朝連合、下手に依満・末武・金時・菜綱らサムライジャー。
依満「目を覚ませ、麟太郎!お前俺に言ったよな……復讐なんかじゃなく、闘う力の無い人々を守るために生きるって!」
依満、ファイアーソードでゴールドに切りかかるもはじかれる。
間髪入れずに背後から末武の射た矢が飛んでくる。
末武「見損なったぜ、トノサマよォ。アンタはもっと、信念のある奴だと思ってたぜ」
ゴールドが矢を振り払い、周囲で爆発が起きる。
金時、爆炎を縫ってゴールドの剣を掴む。
金時「どうして……何が貴方を変えたのですか、殿!」
ゴールド、金時の言葉に一瞬動きを止めるも、即座に金時を振り払い木の構えを取る。
ゴールド「全ては大義のためだ……必殺、『
ゴールドが剣を振り下ろすと、爆発が巻き起こる。
依満・金時・末武「うわああっ!」
必殺技の直撃を受けた依満・末武・金時、衝撃で吹き飛ぶ。
菜綱「みんな!」
菜綱、三人に駆け寄ろうとするがピンクに阻まれる。
菜綱「なんで……ちゃんと言ってくれなきゃわかんないよ。貞光さん」
菜綱、惨状を崖上から見下ろし泣き崩れる。
依満「っ……待て、麟太郎……ぐはあっ!」
必死に起きあがりゴールドを追おうとする依満を、洛仁が踏みつける。
洛仁「あばよ、サムライジャー。我らが世界をひっくり返すとこを、そこで指をくわえて見ているんだな」
洛仁の高笑いが赤い荒野にこだまする。崖上にいたピンクも二人に合流し去ってゆく。
依満、去り行く影をにらみつけサムライマルを握りしめる。
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