第8話 六階層はコボルト地獄
六階層に来た。コボルトが三体も出現した。
「コンコン!! 犬の魔人さんなのです~~~」
「ゴブリンよりも強そうだな」
こん棒で殴る。水圧弾を放つ。
「キャウン」
一体倒した。
水のマシンガンを放つ。
狐火を放つメルネちゃん。
二体目も倒した。三体目も普通に倒す。
コボルトのドロップ品はコボルトの牙。
一つ800円だ。
ゴブリンよりは高い。
なおレアドロップ品は【咆哮】のスキルの書。
だがこのスキル【咆哮】は最初は使えるが低レベル帯を超えたらあまり使わなくなるスキルと言われている。初心者は持っておいても損はないが30階層を超えたら使える頻度は少なくなる。
自分よりレベルの低いモンスターに対してスピード、攻撃力を20パーセント低下させるスキルだ。
だからまあまあ使える20パーセントは馬鹿にできない。
ただ自分よりレベルが低いモンスターにしか効かないため自分のレベルが上回る30階層以降とかだとよっぽどの高レベルにならないと意味がない。
ただ最終的に得をするスキルなので覚えておいて損はないかもしれない。
コボルトを倒しまくる。
「コンコン!! コーンコンコン!!! セイヤさん強いです」
「ははっメルネちゃんも助かっているよ」
「そうですか!? コンコン!! がんばります!」
そして六階層を進んでいくとコボルトソードやコボルトアーチャーが出現する。
いきなりレア出現の亜種かよ。コボルトは武器を持たないのにソードは剣を持つし、アーチャーは弓を使う。
水圧弾を放つ。アーチャーを倒す。
「グゲフ!?」
「私にも任せてください狐火!!」
「グギャフ!??」
「水のマシンガン」
『凄いね』
『メルネちゃんも凄い』
『ケモ耳少女流石!!』
なお同接は5万ほど前よりは落ちたがそれでも5万は凄い。
コボルトソードを倒した。
【脱走】のスキルの書と【狙い撃ち】のスキルの書が落ちた。
おおっ二つも落ちたか俺の幸運値高すぎない?
脱走のスキルは敵から逃げる確率が上がる。
50パーセントは上がるんじゃなかったか?
狙い撃ちは命中率が50パーセント上がるはず。
買取価格はどれも50万である。
「よしこのスキルの書は売ろう」
「えええいいんですか貴重なスキルの書ですよ!?」
「そのほうがいいだろ? メルネちゃんも装備を整えることができると思う」
「ふえええん確かにそうかもしれませんが……それじゃあコーディネートはセイヤさんがしてくれますか?」
「ええいいのか俺なんかで? まあメルネちゃんがそう言うのなら」
『なんか恋話が始まったぞ』
『ラブラブ~~~』
『セイヤ様~~~』
『メルネちゃん可愛い結婚してくれ』
なんか大量のきわどいコメントが寄せられる。
そういや配信垂れ流しだったわ。
それだけ同接数は上がる。
現在15万。
それより咆哮のスキルの書が落ちた。
使う。
コボルトに咆哮を使う。
スピードと攻撃力が20パーセント落ちた。
戦いやすくなった。
六階層をどんどん攻略していく。
そして七階層に行くことにした。
『ついに来た来た七階層』
『やっとだぜ!』
七階層を進む。
アンデッド系が初めて出現する骨剣士だ。
しかも剣術のスキルの書を落とす。
ただ0.1パーセントぐらいなので1000体狩らないといけない。
骨剣士が出現する。
動きは少しだけ速いがそれほどじゃない。
水圧弾。咆哮。叩き潰した。
こん棒で叩くと普通に倒せた。
まあまだまだ余裕で倒せるな。
そろそろ五階層のワープ広場に戻るか。
今日はそろそろ戻るとするか。
「そうですねそろそろ戻りましょうか」
「うんそうだね」
そうして今日の探索を終えた。
家に帰ると動画を編集してタイトルをつける。
コボルト狩りまくった件についてとか。
骨剣士倒してみた。
とか1万再生いった。
なかなかのものだ。
俺のファンがある程度ついているのか。
明日は七階層以降を攻略していくか。
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