航空自衛隊、基地警備隊の実力

情報提供に関する補足

　前回の作品において、私は『この情報提供から推測するに、航空自衛隊の基地警備隊でも89式小銃が使用されている可能性が高い』という趣旨の文章を掲載しました。

　ですが、これは誤りである可能性があります。

　それに気づいたのは、基地警備隊についての情報を集めている最中、令和五年八月に自衛隊群馬地方協力本部によって作成されたこちらの記事を読んだ時です。

　https://www.mod.go.jp/pco/gunma/pco_news/kouhousitu/kouhou230913.html

『航空自衛隊「百里基地」取材研修 2023』

　自衛隊群馬地方協力本部

　この記事は、航空自衛隊において基地警備の最先端を走る基地警備教導隊について取り扱ったものなのですが、ここに掲載された写真を見ると、基地警備隊員たちの使用している銃器は、64式小銃であるように見えます。

　つまり、航空自衛隊の基地警備隊においては（89式小銃ではなく）64式小銃が主に使用されている可能性が高いと言えるでしょう。

　ですが、これは頂いた情報提供が間違っていることを意味していません。

　確かに航空自衛隊の基地警備隊では64式が使用されている可能性が高いですが、海上自衛隊の陸警隊においては、写真を見る限り主に89式を使用しているようです。

　前回の情報提供は、航空自衛隊の基地警備隊ではなく、海上自衛隊において基地警備を担う陸警隊のことである可能性が高いと、私は判断しました。

　ただ、実弾の配備状況については、基地警備隊と陸警隊の間でそこまでの差はないと思われます。

　以上、補足です。

　※私の調査が間違っていて、実は航空自衛隊の基地警備隊でも普通に89式を使っているという可能性はあります。

　もし何かご存知のことがあれば、教えていただけると助かります。