Vol.4



じすふみ の 奇妙な冒険

第二部

戦闘潮流

作:俺






この物語はフィクションです。

実在の人物・団体・事件とは関係がありません。

また、この物語は事実を基に構成されています。




~前回までのあらすじ~




2023年、西新井。

アンディーメンテ制作のゲームRSをやりすぎて死亡してしまった友人、

木岡史明のカタキをうつために、

THE SPA西新井のサウナ室にジスカルドをはじめとする友人たちを呼び出し、

サウナ内でジスカルドを殺害しようとした【FMAK】。

サウナの中で行われた復讐劇は、

人質も容疑者も全員が死亡するという凄惨な結末に終わった。

それから時は流れ、2043年。

ジスカルドの意志を継ぐ者たちが開催した、大規模野外イベント、PIPインフィニティ。

その参加者に、ジスカルドとFMAKの息子と名乗る、じすふみが居た。

これは新たな事件の幕開けなのか?

戦慄の第二幕が始まろうとしていた……。








登場人物




小崎緑……緑のエメラルドの娘

YOKO………はなまめの娘。緑の友人

じすふみ………ジスカルドとFMAKの息子。マンダラ・パッショネーターのリーダー




ジスカルド……故人。アンディーメンテ首謀者

FMAK…………故人。前作の主人公、サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

はなまめ……故人。FMAKの友人、サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

緑のエメラルド…FMAKの友人、サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

つね………FMAKの友人、サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

VeNE………FMAKの友人、サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

クロス………FMAKの友人、サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

藤本………FMAKの友人、サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡


重本大輔……プロ熱波師。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

肉男…………熱波師。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

まめちよ………熱波師。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

黒河内………熱波師。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

大森………熱波師。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

海賊王……熱波師。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡


カズソウル………銭湯ミュージシャン。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

タックンジョー…銭湯ミュージシャン。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡


村上さん……銭湯の常連。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡


木岡史明……FMAKの友人。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡

木岡邦雄……木岡史明の父親。サウナ内でジスカルド達と一緒に死亡





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




その場が、固まっていた。


「じすさんと……FMAKさんの……息子……!?」


目の前に立っている、ラスタニットを被った青年は、確かにそう言った。


「えっ…あの人何て言ったの?よく聞こえなかったんだけど…」


友人であり、PIPインフィニティの共同主催者の一人でもある、YOKOさんが私に耳打ちしてきた。


「えっと……冗談だと思うけど……あの人、じすさんと、FMAKさんの息子だって……」


YOKOさんは、私の言葉を聞き、動揺を隠せず、眉間にしわを寄せた。


だが、すぐに笑顔に戻った。


「なかなか面白い自己紹介する人ね。私のお母さんも前に、

生前のじすさんとFMAKさんはなんか怪しかったって言っていたから、

あながち無い話でもないわね……」


「えっあり得るの!!!?」


「でもそれはFMAKさんに限った話じゃなくて、 じすさんは誰とでもそんな感じだったらしいわよ。 じすさんが長野に住んでいた頃、東京に遊びに来たときには、 うちのお父さんの部屋で一緒に寝ていたらしいしね」

「そうだったんだ……」


JSFM……じすふみさんが、 本当にじすさんとFMAKさんの子供かどうかは置いておいて、 彼の自己紹介を聞いて、PIPインフィニティの参加者100人は、 ほとんどが「こいつヤベエ奴だ……」という表情を浮かべていた。


「ふーん、俺以外にも、【居た】んだ……」


不意に、声がした。

振り返る。

そこには、またしても、これまでのオフなどでは見かけたことのない、青年が立っていた。

あの人は……確か、チームアローンのリーダーの人。

髪の毛が爆発している、男性だった。


「じすふみって言ったよなアンタ。俺の名はジスマメ。チームアローンのリーダーだ。

黙って聞いていりゃあ優勝しますだって?そんな寝言は寝てから言いな。

今回のPIPは俺達が優勝する」


その男性…ジスマメさんは、立ち上がって宣言する。

そして、じすふみさんの方に歩み寄って、胸倉をつかんだ。


「じすふみさんよ、いいか、俺が本物の【じすさんの息子】だ。 俺に負けて泣きべそかきながらおうちに帰りな」


ジスマメさんによる突然の宣戦布告に、じすふみさんは笑顔だった。


「なんとなく感じていたけど、やっぱり俺以外にも【居た】んだ。 ジスマメさん、今日はよろしくね」


じすふみさんが、そんな状況の中、笑顔で右手を差し出す。

その右手をジスマメさんは、「ケッ!」と言い、はらいのける。


「優勝するのは俺達チームアローンだ。これだけは覚えておけ」


そう言い、元の場所に戻っていく。


「えっ……緑ちゃん、なんかこういう演劇みたいなのがあるって聞いてた……?」

「いや、聞いていない…何なのこれ…」


PIPインフィニティの主催者である私達が、知らないことが起きようとしていた。


「アンタ達、二人で盛り上がられたら困るんだけど?」


別の、高い声が聞こえた。

そちらに目を向ける。

そこには、高校の制服を着た……美少女が立っていた。


「アタシの名前はポジス。ストッパーズ・ステップのリーダーよ。 優勝するのはアタシ達だって解は導かれているから。全てはもう決まっていることだから」


不敵に笑みを浮かべる。

ポジスさんのその言葉を聞いて、ジスマメさんも笑顔を浮かべる。


「あんたも【そう】なんだ。面白くなって来たじゃねえか」


じすふみさんも、楽しそうな表情をしていた。


「へえー、僕以外にも【居た】んだ、予想外の展開だなこれは」


さらに、別の方から声が発せられる。

眼鏡をかけた彼は、胸に蛇の絵柄が描かれたTシャツを着ていた。


「僕の名前はジスツネ。チームTUNE【チューン】のリーダーだ。

僕たちが優勝することは確定的に明らかだ。残念だったね」


ジスツネさんも、不敵に笑みを浮かべる。


「ジスツネくん、よろしくね、いい戦いをしよう!」


じすふみさんが笑い返す。




「ご参集頂いた皆様方、残念ながら、優勝するのは拙者でござる」


その声の方に振り返る。

彼は、全身緑色の、紋付き袴を着て、その長い髪はお侍さんのように後頭部でまとめられていた。

そして、その腰には、日本刀が二竿、下げられていた。

何故だろう、初めて会ったはずなのに……他人のような気がしない。


「それがしの名はジスエメ。法皇の緑【ハイエロファント・グリーン】のリーダーでござる。

いざ尋常に勝負」


「おいおい、また変な奴が出て来たじゃねえか。一体どうなってんだ?」


ジスマメさんがジスエメさんに対して苦笑いして言う。




「やれやれ……父さんのブログに書かれていた通りになった。 父さんのブログの情報はアンディーメンテの情報においては信頼できることで有名だったからね。

この勝負、僕も参加させてもらうよ」


さらに、もう一人が名乗り出る。


「僕の名前はヴェネフミ。模倣全時空記憶集積回路【ダミーロストメモリー】のリーダーだ。

よろしくどうぞ」


彼はVeneさんに非常によく似た顔立ちだった。






次々と名乗り出て来た、チームのリーダー達。

彼らのにらみ合いで、場は静寂に包まれていた。

他の参加者達のほとんどはドン引きし、

ヒソヒソと「こいつらマジでやばい…」「来るんじゃなかった…」などと話していた。


その膠着を、彼が破った。

じすふみだった。


「正直、俺以外にも、何人か居るんじゃないかって思っていましたよ。

父さんはそういう人だったって母さんが言っていましたからね」


そして、彼は他の……じすさんの子供を名乗る者たちを、1人ずつ見やる。


「みなさん、今日はいい勝負をしましょう!!!


……と、言いたいところなんですけど」


と、彼は言葉を切る。

そして彼は、言葉を選ぶように、言う。


「実は俺は、今日は、PIPインフィニティをやりに来たのではありません」

「!!!!???」


参加者100人の間に、動揺が走った。

それは、私もYOKOさんも勿論、

ジスマメ、ポジス、ジスツネ、ジスエメ、ヴェネフミも同様だったようだ。


「おいおい、じすふみさんよ、それはどういうことだ?説明してもらおうじゃねえか」


ジスマメがじすふみに詰め寄る。


「もちろんです。何故俺がここにPIPをやりに来たのではないのか……

ですが、その説明をする前に、20年前のことを……

いや、それよりはるか前からのことを、皆さんに説明しないといけません」


参加者全員が、彼を見ていた。


そして、彼は、語り始めた。








「20年前、俺の父親……ジスカルドが死にました。

世間ではフリーゲームサークルカルト教団集団自決事件とかって言われていますよね。

それはこの場に参加している皆さんはもちろんご存じだと思います。

ですが、真実はそうではない。

俺の親の……FMAKが、アンディーメンテファンの友人だった方々を巻き込んで、

ジスカルドを殺そうとした……これが真実です」


「!!?」


参加者に動揺が走る。

私も、YOKOさんも、茫然と彼の言葉を聞くことしか出来なかった。


「俺は、両親が死んでから、なぜあんなことが起こったのか調査を開始しました。

両親の交友関係者への聞き取りはもちろん、

両親の送受信したメール、skypeのログ、LINEの通話履歴……

俺は真実が知りたかった。何故俺の両親……ジスカルドとFMAK、そしてアンディーメンテファンの方々、 さらには無関係だったはずのサウナ関係者が死ななければならなかったのか。

それは気が遠くなるような作業でした。

小学校3年生の夏から始めたその調査は、先月まで掛かりました。12年……

俺は、ついに、真実の一端に触れることが、出来ました。

最初に言ったように、俺の親のFMAKが、ジスカルドを殺そうとした。これは真実です。

ですが、あの事件が起きる以前に、俺はFMAKが、

ある人物と連絡をとっていた痕跡を発見しました。

その人物とのやりとりを発掘して、俺は確信しました。

【FMAKは、その人物に誘導されて、ジスカルドを殺そうとした】と……」




その場に居た、誰一人として、言葉を発しようとはしなかった。

FMAKさんが、じすさんを殺そうとした、ということだけでも信じられないような事なのに、

FMAKさんが、誰かに操られて、そんなことをした?




「FMAKとその人物は、それ以前から非常に親しくしていたようでした。

ニコニコ動画にアップされていた当時の動画などでは、

しばしばFMAKとその人物が一緒に登場していたり、 オフレポなどを読むと、

二人が同時期にアンディーメンテ内で親しくしていたことが見て取れました。

FMAKにとっては、もしかしたら、その人物は、

唯一、自分の弱い部分を見せることが出来たのかも知れません。

俺はFMAKのありとあらゆる行動を追いました。

twitterでのリプライ、DM、facebookのアカウント、amazonで何を買ったか、

DMMでどのエロ動画を買ったのか。全てを調べ尽くしました。そして発見しました。

FMAKは、その人物に、twitterのDMで打ち明けていたんです。


【昔、FMAKの友人だった男が、アールエスをやりすぎて死んでしまった事】を……。


そして、FMAKは全てをその人物に語っていました。

FMAKはジスカルドに最初、殺意を持っていた。

殺意を持ってジスカルドに接触し、上京して殺す機会をうかがっていた。

これは真実です。ですが、

長年、友人として接している中で、友情が芽生えた、これも真実だった。

そのはざまで揺れ動くFMAKは、その人物に、自分はいったいどうしたらいいのか、

全てをさらけ出して相談をしていたんです。

俺が思うに、FMAKは、その人物に、きっと止めて欲しかったんだと思います。

ですが……俺が発見したものは、残酷なものでした。


その人物の、FMAKへの回答は……


「絶対やるべきだ」というものでした……」




じすふみが、言葉を止め、足元に視線を落とす。

数秒の沈黙の後、彼は再び前を見る。




「その後も、FMAKとその人物は、あの事件の日まで、やりとりを続けました。

そのやりとりは次第に、どうやって殺すか、何処で殺すか。

具体的な内容になっていきました。

そして客観的にそのやり取りを目にした俺には、

その人物が、FMAKをけしかけて、そのように仕向けていたようにしか見えなかった。

その人物も当然、ジスカルドの、アンディーメンテのファンだったのに、

何故「ジスカルドを殺すべき」なんて回答をしたのか……。

そしてFMAKをあおるようにし、実際に事件が起こってしまった。

俺は違和感を覚えました。

そして次に俺は、その人物について調査を開始しました。

その人物がオフ会などに参加しはじめたのは、2005年くらいのことだったようです。

動画にも、2007年ころから顔を出し始めていた。

最初に、FMAKと意気投合したきっかけは、どうやらLUPIAのことだったようです。

FMAKもその人物も、LUPIAが好きだった。

だから自然と気を許すようになっていったようでした。

FMAKとその人物は、当然オフ会などでも頻繁に会うようになり、

他のアンディーメンテファンと一緒に、夏に海の家に宿泊しに行ったりもしていた。

そして、その人物を調べているうちに、重要な事柄として、

ある一人の女性の名が、浮かんで来ました。


【中原サエ】という名が……」




(誰だ……!?)


という空気が、その場に広がる。

参加者100人が知らないのは、当然だった。

私も、お母さんから、何回か話を聞いたことがあるだけだったから。

彼女は、古いAMファンだった。

そして、突然居なくなった。お母さんが最後に会ったのも30年前くらいの事らしい。

何故、突然、彼女の名が?




「FMAKを誘導したその人物は、中原サエとも近しかったようでした。

もうwebページ自体は消滅していますが、緑のエメラルドさんが企画したネット企画の、

【マレーシアから見たセドナ】でも、その人物は中原サエについて言及していました。

中原サエとの思いでについて、そして、何故居なくなってしまったのか。

もう二度と戻らない過去を、非常に読ませる文章で書いていました。

俺はwebアーカイブで後になって読みましたが、その人物の喪失感が伝わってきました」



私は、じすふみさんがさっきから何故、中原サエのことについて話しているのか、だんだんと理解できなくなってきていた。

中原サエさんが、何故その事件に関係があるのか?

なんとなくその名前を聞いたことがある私ですらよく分からない話なのに、

この話をはじめて聞いている人は、まったく理解できないのではないか?


そんな私の疑問を読み取ったように、じすふみさんは続ける。


「前置きが長くなりましたが、俺が辿り着いた結論は、こうです。

FMAKを誘導した人物は、黒魔術に傾倒していた。

そして失ってしまった中原サエという親友を取り戻すために生贄が必要だった。

その人物に誘導されてあのサウナ室でFMAKが起こした事件は、

中原サエを復活させるための、暗黒の儀式だった。

FMAKがジスカルドを殺すことによって、儀式は成立する。

しかし、儀式は失敗してしまった。

FMAKとジスカルドがサウナ内で和解してしまったんです。

俺は調査を進める中でTHE SPA西新井のサウナ内の監視カメラの映像を見ました。

そこでは、20人近い男性が、サウナ室でルピアライブをやっている姿がありました。

その顔は、全員が笑顔だった。

最終的には、サウナ室でライブをするという異常な行動のせいで全員死亡という、

最悪な結果を迎えましたが、

中原サエを復活させるという儀式は未遂に終わった……そして今に至っている。

これが俺の辿りついた答えです」




そして、じすふみさんは。


私の方を、見る。




「今日、このPIPインフィニティは、あの時失敗に終わった儀式を、

もう一度……今度は、生贄の数を100人にして行う為の舞台だった。

その為に開催された。そうですね」




「えっ……!?」


じすふみさんは、私の方に向かって、言い放つ。


「えっ……何を言っているんですか、じすふみさん…

あなたが何を言っているのか、ぜんぜん分からないよ…」


私は、震える声で答える。

本当に、彼が何を言っているのか、理解できかなった。

私が。

中原サエを復活させようとして。

参加者100人を生贄にするために、このPIPインフィニティを開催した。

彼はそう言っているのか?


私は、彼の目を、見る。

しかし。

彼は私の方を見ていた。

けれど。

私と、目は合わなかった。




彼は、私の後ろを見ていた。




「あなたが真犯人ですね。20年前のあの事件の。

そして今日、参加者100人を儀式にしようとしているのは、あなただ。

俺は、今日、あなたを止めに来ました」




私は。


ゆっくりと、後ろを振り返る。




「ピ……」




彼女は。


私と、YOKOさんと、一緒にこのPIPインフィニティを共同主催する、


私とYOKOさんを誘ってくれた、人。








「ピロナス……さん……?」


そこには。


邪悪な笑顔を浮かべた、魔女が立っていた。






続く







~~~~~次回予告~~~~~~





ついに浮かび上がった、 真犯人、【ピロナス】。

彼女は参加者100人を生贄にし、 【魔王サエ】を復活させ、 世界を滅亡させようとする。

じすふみ達、ジスカルドの子供達は ピロナスを止め、 世界を救うことが出来るのか?

そして俺は怒られなくてすむのか?

最終決戦が始まる。






~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




★★★お断り★★★


Vol4発表時にはこの後、緑のエメラルド作による、

「コードネームエメラルド ミッション:トリプルX」という作品が掲載されていましたが、

カクヨムでは表現不可能な作品だった為、割愛させて頂きます。

ご了承何卒お願い申し上げます。

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