7_20170619執筆分
「友達の名前は、尚人っていうの」
僕が沈んでいる様子なのを見かねたのか、
理香が口を開いた。
「男の子だけど、女の子なの」
「男の子だけど、女の子?」
言っている意味が分からず、僕は鸚鵡返しして聞き返した。
「いつも女の子の服を着てる」
ああ、と僕は納得した。そういう子もいるだろう。身近にいた経験はないけれど。
「だから私、その子のこと、なおちゃんって呼んでるの」
「なおちゃんと、仲良しなの?」
「うん、とっても」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます