君死に構うことなかれ

ももんがですが

口付けで死ねますか?

口付けで死ねますか?どうです?無理ですか?そうですか。そうですよね。 普通は。


口付けで死ねたらどんなに楽でしょうね、私は。


勘違いしないで欲しいのは口付けですから、口を付けるだけです。舌を入れようものなら、私がかみ切ってあなたの生タンを美味しく堪能させていただきます。 嘘です。 あなたが死んでもらいます。その時は、してる最中に袖に仕込んだ包丁でグサリとみぞおちを一突きします。よかったですね。あなたが口付けで殺されてしまいました。なんて。


"じゃあ僕が口付けの合間に君を刺せばいいんじゃないのか?"


そうですね。でもそれは口付けではなく包丁で殺されてるわけですから、口付けで死ぬと言うより、口付けをしている最中に包丁で刺された、ということで、口付けで死ねると言うことにはなりません。



"毒を唇に塗るのはどうかな?"

唇の表面に塗っただけで死ねるほど強力な毒は手に入れるのが難しいと思いますよ。まあ悪くはない考えですね。

"唇に爆弾を仕込むとか?"

無茶言わないでください。


"あっ、分かったかも。まず僕の手で君の首を思いっきり閉めあげるでしょ。そして同時に僕は君に口付けをする、そうすれば君は息が出来なくなって結果的に口付けによる呼吸困難で死んだことになる。"


...


"どう?やってみる?"


はい。お願いいたします。




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