04 少女ニュートン、王者のカリスマを見せる
クラスの
われらが
「『カツラザキ』というのは、
真昼の口から
「ふえっ!? 葛崎征志郎は、わたしのパパだわよー。マヒルちゃんはどうして、パパのことを知っているのー?」
「わたしの家が
「ふえっ、そんなことまで!? いったいマヒルちゃんは、何者なのー?」
そこに星彦がフォローを入れた。
「もしかして、
「ふひっ!? ホシヒコくん、よくごぞんじですね。あなたも
「いやー、まさか。ただ、スポーツを見るのが好きで、雑誌なんかでよく、『比留間』の名前は目にするからさ」
「ふひひ、
きなくさい
「ふしゅる。なんだか、あぶない話になってきたわねー。でもみんな、すごいわー。わたしなんて
「カナちゃん、極龍は『格闘技』などではないのです。じいさまが先の
「きしゃあーっ!」
いきなり
真昼はこのとき、彼女に
「なしよっ!」
ズシャオラアッ!
三人はお笑い芸人のようにずっこけた。
「な、なんですか、それは、美咲穂ちゃん……?」
「ふぇふぇーっ、
「
「わたしが言いたいのは、科学好きがガンクビそろえて、科学の話をしないなんてヘンテコじゃん、ということだわよー」
「――!」
三人の頭を
―― た、
美咲穂は
「ね、そうでしょう? さ、科学のお話をしましょう!」
「あはは、そうだよね、そうしようか」
「ふしゅしゅ、そんなことに気づかないなんてねー」
「ふひい、わたしとしたことが、
三名はいちばん重要なことを思い出した。
これもひとえに、われらが主人公のリーダーシップの
おのおのがこのとき、目の前の少女・葛崎美咲穂に、
「そうねえ、それじゃあまず――」
「みんなーっ、今日はここまでよー!」
ズシャオラアッ!
長谷部先生の
「さあみんな、教室に戻って、帰る準備よーっ!」
「はーい、先生ーっ!」
こうして科学の子たちのファースト・コンタクトは、
「ふえー……」
しかしこのとき、少女ニュートンは考えていた。
彼女の頭の中には、やがて来る
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