やる事は決まった
藤沢に夢を見つけるためにはどうすればいいのか相談した日の帰り、僕は電車の中でこれから何かイベントがあったかどうか自分の記憶を辿っていた。
しかし僕の記憶力ではこれから近所で行われるイベントや学校から配られた紙の中にどういったイベントがあったかどうか全く覚えていなかった。どうも幸先が悪い…
そんな事を思いながら電車に乗っているとスマホが大きな音を立てて鳴り、周りから白い目で見られてしまった。
スマホの通知音をONにしてしまってたようだ。(決してダジャレを言おうとした訳ではない)
ああもう嫌だ、と思いながら通知音をOFFにし、なんの通知か確認した。
少し前に話した藤沢からのメールだった。
彼も僕と同じく今日は部活がないはずなのでおそらく電車に乗りながら書いたものだろう。
どんな用事だろうか、と思いながら文面を見た。
【お前のことだから記憶をたどってなんかイベント探そうとしてると思うけど、ネットで調べた方が早いぞ】
……先にいって欲しいものだ。
そんな事を思いながらスマホをいじって住んでいる地域の近くで行われるイベントを探していると乗り換えをしないといけない駅についてしまった。
乗り換えた後は何か興味がもてそうなイベントをスマホをいじりながら探すだけだった。
あれこれ探しているうちに最寄駅についてしまった。ちなみに通学時間は50〜60分ほどだ。
なにかイベントに参加しようとするならば駅の掲示板などを見てみてもいいかもしれない、と考えたりもした。
これからのステップとしては1に色々なイベントに参加する、2にそこで興味が持てるものを探す、3に夢を見つけるというものだと思っているが、その前にステップ0としてイベントを探す努力をするということも大事だと自分の中では思っている。
とまあそんな感じで進めて行こうと思うがそりゃ1日で見つかるなら苦労はしないわけでこれから時間をかけて探していくという以外に方法はないのだ。
なお僕はクラスの中でも成績が悪い方であり勉強もしないといけないため夢をずっと探しているわけにもいかない。(というか夢は頭で考えても作れるものではないのだ)
空は青く澄み渡っている。(これが現実逃避というのだろうか)
今度藤沢に勉強のコツでも教えてもらうとしよう。勉強の仕方さえしっかり理解すれば成績はよくなるはずなのだから。
今日ネットや駅の掲示板を見ていて近々有名なサッカーチームが運動教室のようなものを開くらしいということがわかった。色々な競技を体験することが出来るらしいので運動系を夢にするのであればいい機会になるだろう。
ただ僕はあまり運動が得意な方ではないため少し心配でもあるが、ここでいつも踏みとどまってしまって結局やらないということが多いという事が自分でもわかっているため、ここは勇気を出して参加してみることにしよう。
今度お母さんたちと夢のことについてしっかりと話して協力を得ないと行けないかなとも思った今日だった。
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主人公をしっかりとした中学生にしようと思っていたのですが、書いているうちに若干おっちょこちょいな感じにもなってしまいました。
今の所のイメージとしては力んで失敗することが多い男子中学生というような感じですかね。
これから頑張って行きますのでよろしくお願いいたします。
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