第6話 幼稚園時代、終了


1年が過ぎるのはあっという間だった。気づいたら1年が過ぎていた。

俺が4歳になって、奈緒も2歳になって可愛さが増していてこの家のアイドルになっていた。


ガチャを回して得たスキルはあんま実用性を感じなかった。

だって【歌唱】 【ダンス】 【ドローイング】の3つだったからだ。


まったくこんなものいつ使うんだよ…

久しぶりに神様に腹が立ってきた。


サッカーの練習も初めて1年経つ。オレは最初よりもかなり上達したと思う。俺のスキルの熟練度が大幅に上昇していた。そのおかげもあって今ではボールの感覚もだいぶ分かるようになった。それにリフティングも上達していた。


やっぱり子供の頃は上達するのが早いみたいだ。


リフティングも20回ぐらいしか出来ないが、足だけではなく頭や肩のリフティングにも挑戦している。ついでに両足を使えるようにも練習している。


また幼稚園での鷹の目や判断力のトレーニングも続けていた。これもかなり成長していると思う。


最近では幼稚園の友達の突発的な動きにも、だいぶ慣れてきた。判断力が向上して、的確に指示を出しながら遊ぶことが出来るのだ。


毎日のように自分が、上達するのが本当に楽しい。


ちなみに最近のスケジュールは


𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄


朝6時:起床。朝ごはんまでの間自主練習(朝の準備はテキパキと)


午後3時まで:幼稚園で遊びながら、鷹の目と判断力のトレーニング


午後3時〜夕方6時まで:家の庭でドリブルの練習


午後6時:パパンが帰宅。夕飯とお風呂と歯磨きの時間


午後7時半〜8時半まで:ママンの手伝いをする。


午後8時半:就寝


𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄


こんな感じの1日を過ごしていた。


こんなにも長時間練習しているが精神年齢が20歳の俺はこんなのへでもない。


今のところのドリブルの練習はダブルタッチやシザーズなどの相手を抜く時に使えるやつを練習している。いきなり難しいワザを練習しても使えるようになるまで、時間がかかるからだ。それなら簡単にできるやつを練習したほうが効率がいいと思っている。


土日は幼稚園がない。

父親も会社が休みなので、家族4人で一緒にいる2日間だ。


何しようかな?って考えていたらパパンが


「蒼太サッカーの練習でもしに公園に行くか?」

って言ったので

「行く行く。行ってサッカーの練習するー」


断るはずがない。そろそろパスをトラップしてドリブルに持ち込む練習も必要かなって思ってたからだ。


そうして俺とパパンは公園に行ってトラップの練習をし始めた。


そのうちママンと奈緒も公園に来るようになってサッカーの練習をし始めた。。こうして我が家はサッカーに染まっていくのであった。


この日々を幼稚園卒業まで繰り返していくことがキツイなんて思うことはなかった。本当に楽しい毎日であった。


こうして幼稚園の時期が終わる。

小学校に入学する年齢となった。


オレはいよいよサッカーチームに入れる歳になったのだ。


サッカーチームでサッカーするのが本当に楽しみだ。

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