各々の初配信

──────────

武蔵野 玄冬むさしの げんとの場合>



「……皆の衆、合戦の時間だ!!歴戦の武将、武蔵野 玄冬!推参である!」


・おぉー!

・なかなか威厳あるなこの武将

・声も良いやん!


「それでは、初配信で決めるべき事柄を決めてい……ぐぁ…っ…!」


 ビキッ!!


・おっ?

・なんか凄い音しなかった?


「や…やばい…腰やった…!!」


・ファッ?!

・えぇ……

・おじいちゃんかよ



・・・これじゃ、ぎっくり武将やな……



──────────

眠莉ねむり ヒメノの場合>



「……………………」


・なぁ、これ配信はじまってる?

・何も聞こえないよな

・おいお前ら!音量MAXにして耳すましてみろ!


「…………すぅ…………すぅ…………」


・これ…寝てる?

・まさかの初配信で寝過ごしてるのか…?

・いやお前ら、ちゃんとタイトル見ろ

・おっ?

・まじだ、寝ますって書いてある

・眠り姫ライバーではあるけど…

・本当に寝るのか……


・いや、そんなの普通に考えたら当たり前だろ


・ん?

・おっ?


・眠ってない眠り姫は、眠り姫とは言わないだろ?


・あーーー……

・おーーー……

・んーー……



・・・確かにそうやな?



──────────

<グリモ・ネクローゼの場合>



「魔王城にて孤独に生きる者、魔王グリモ・ネクローゼだ。どうぞよろしゅく。……!!!」


・……噛んだな

・威厳たっぷりな前振りから噛んだな…

・痛いやつや…


「うぅ…また失敗しちゃった…練習したのにぃ…!」


・泣いちゃった…

・元気だしてー

・よしよし…



・・・挨拶の時点で威厳が消し飛んだ……



 ──────────

 <禍辻まがつじ キメラの場合>


「どうもこんにちわ〜!清楚系な合成獣!ライスト1期生の美少女枠!|禍辻 キメラだー!よろしくな!」


・よろしくー!

・合成獣?!

・なんか色々生えとる…


「好きな色は紫!好きな食べ物はサンドイッチ!」


・おっ、自己紹介か?

・いきなりやな


「好きな子のタイプは可愛い女の子全般!」


・…?

・なんかおかしくね?

・雲行きが……


「スリーサイズは上から86、59、85!」


・ん??????

・清楚…?

・どんだけ紹介するんや?!


「今履いてる下着の色は、私の好きな紫色!みんなこれからよろしくなー!!」


・oh......

・えぇ…………?

・とりあえず…



・・・コイツのどこが清楚なんだよ!!!



──────────

如月きさらぎ ネコルの場合>



「リスナーのみんな初めまして!魔を滅する聖なる勇者、如月 ネコル様のご登場だよ!」


・初めまして!

・可愛い〜!

・とりあえず噛まなかった…

・猫耳!


「猫耳じゃなくて、尻尾も付いてるんだよ〜!ほら、ふりふり」


・ちゃんと揺れてる!

・猫耳と尻尾に力入れまくっただろ運営

・最高かよ


「…その…配信を進める前に、リスナーの皆に聞きたいことがあるんだけどさ」


・お?

・なんやなんや?


「仲良くなりたい女の子がいるんだけど…どうやったら仲良くなれるかな…?」


・おー!

・凄い純粋だ…!!

・やっぱり、正面から友達になろうが1番やで!!

・いつの間にか友達になってた…とかよりも、心に響くと思う!



「わ…わかった!話す機会があったら、勇気だして頑張ってみるね…!」



・・・普通の女の子だ!!(歓喜)






✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

 もしも読んでくれた人がいるなら…


 初心者の執筆なので、言葉の違和感や誤字などがあるかもしれません。もし見つけたら遠慮なく指摘していただけると助かります。


 更新頻度も不定期ですが、続きが気になるって思ってくれた人がいれば嬉しいです。


[作者コメント]

 メルトちゃんの初配信の時に、「他の3期生はどうだった?」みたいなコメント書いたので、実際にどんな配信で、どうしてあんな感想になったのかを書いときました。


 次の更新日には本編更新します。


[♡] [☆] [コメント] [フォロー]お願いします!モチベーションの上昇に繋ります

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る