第2話 過去の嫌なこと

「あれ、穂山ほやまじゃね? ほらやっぱり穂山じゃーん!」

 ッ!

「お前ずいぶんと変わったじゃねーかよ。あの髪の毛がショートで

 仕事してる穂山が1番なのに!」


 こいつがにいると思わなかった。

 ここは前の家よりだいぶ離れたところに引っ越したのに。

 そう、こいつは私をパシリにした山田やまだ 雷斗らいと


「この人たち知り合い?」

ここはもうで乗り切るしかないか。

「すいません。どなたでしょうか。」

「は?」

「あぁ。もしかしたら私の妹かもしれませんね。私、三年の穂山 星良せいら

 と申しますー。よく顔が似てるもので、ごめんなさい。」


よし何とか乗り切れた。私の姉はもう高校に行っているが、

こいつらとは関わりたくない。ごめん 星良姉さん。


「さっきの誰だったの?」

どうしようなんて言おう。あいつ《雷斗》の悪口なんてたくさん出てくるけど

言っちゃったらまた離れて行ってしまう気がする。大事な一人目の友達には

バレてほしくない。

「小学のちょっと苦手にがてだった子だよ。」


「ちょっと苦手だったぐらいならあんな嘘つかなくてよかったんじゃないですか?」

ん?

「すみません僕同じクラスの高島たかしま みのるです。」

すごく早口で聞き取りずらい

それにこの人頭いいな。夕陽ちゃんぐらいの頭脳なら簡単かんたんに騙せるけど

この人にはどういう嘘なら通るかな。

「まあそんなことはどうだっていいんですよ。」

よかった。

「それより、お二人とも、僕と友達になってくれません?

 おはずかしながらまだ一人も友達ができていなくて。」

 …

「その敬語をやめてくれるなら。」

「私も。」

「…よろしくお願いs、よろしく!」


友達二人目


「さっきの話もじっくり聞かせてね!」

「やだ」


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恋するおひとり少女物語 15jam @Usacooooo5

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