恋するおひとり少女物語

15jam

第1話 入学式

私は穂山ほやま はな

今日から花輪中学校はなわちゅうがっこうで学ぶ、いたって普通な女の子です。


私は小学生のころ、すごく地味な見た目をしていて、仲間外なかまはずれにされたり

仕事も全部任せっきりにされていた。たまに、いじめもあった。

でも、私は負けないように言い返すことが多かった。

「お前らはやんねーの?」と「これ私のせいじゃないよねぇ」と

そう言い返すことによって、仲が良かった人もみんな

離れていった。


だから、中学に上がると同時に、変わると決めた。

ショートだった髪も長くして、しゃべり方も少し女の子らしくして

どんどん私じゃない私に変えていく。

そして入学式、私は


恋に落ちてしまった!

その人の名前は、榊原さかきばら 斗喜とき

小学校時代しょうがくせいじだいの仲が良くも悪くもない友達によると、勉強も運動もできて、

幼稚園児の時も小学生の時もモテモテなイケメン男子だったらしい。

まぁ私の目標は自分を変えて、友達100人つくることだし、関係ないよね。


「今日から隣の席の、木村きむら 夕陽ゆうひです。よろしくね!」

「…よろしくおねがいします。私、穂山 華です。」

「あっ敬語けいごじゃなくてもいいよ 突然なんだけど、友達になってくれない?」

「えっ?あっごめんなさい、じゃなくて、、、ごめん。いいよ全然

 誘ってくれてありがとう」


友達1人目


早速さっそく友達ができるなんて、この人は優しそうだな。

「あれ、穂山じゃね?」






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