第7話:ボコボコにされるその他UFO
そんなことを言ってるうちに、ストロベリーが乗った超大型のUFOが迫って
くるのがハジメにも見えた。
もったいぶったように、やって来た下品で派手なUFO。
ハジメとメーヴェの頭上に来た派手なUFOの豪奢な窓が開くと、
ストロベリーが顔を出して偉そうに怒鳴った。
「おい、メーヴェおまえなんで地球にいるんだ」
「おまえの星で大人しくしてればいいものを、出しゃばってきやがって」
「痛い目に会う前に、とっとと失せろ」
「ストロベリー、あんたこそお帰りなよ」
「そうじゃないと、○×△開いて大きめの大根突っ込んでやるから」
「私がいるかぎり侵略なんておバカなことはさせない!!」
「○×△って・・・」
「それって放送禁止用語じゃないか?」
「女の子がそんなこと・・・言っちゃダメだよ、恥かしいじゃないか?」
「ハジメちゃんは、ややこしいから黙っててくれる?」
「ねえ、ストロベリーもう一度言うからね・・・地球侵略なんて、
そんな、お子ちゃまのお遊びみたいなことやめてとっとと自分の星へ帰った
ほうが身のためだよ」
「ふん、メーヴェおまえこそ地球侵略するつもりで来たんじゃないのか?」
「なにをおっしゃるウサギさん・・・私はあんたみたいな無分別な
おばさんみたいなバカを阻止するために地球にパトロールに来てるの」
「あんたみたいなセコくて姑息な企みとは違うよ」
「生意気なこと言いやがって・・・」
「メーヴェ、おまえとバカなやりとりしてたって拉致があかん!!」
「このさいだから、ここで決着をつけようぞ」
「ハジメちゃんはどこかに隠れてて、足手まといでになるから」
「彼氏に死なれちゃイヤだからね」
何もできないハジメは、すごすごとビルの陰の隠れた。
ハジメが隠れたことを確かめてからメーヴェは言った。
「晩ご飯までにはかたずけたいから、とっととやりましょ」
「こしゃくな・・・小娘・・・この星をおまえの墓にしてやる」
「ストロベリーあなたこそUFOごと砕け散ってしまえばいいのよ」
「おまえ〜本当に天使か、クチの悪い女だな」
「あんたに言われたくないから・・・淫乱エロエロおばさん」
そう言ってメーヴェは上空へ飛んだ。
「えーい、撃て撃て、撃ち落とせ」
UFOから何本もビームが発射された。
「そんなへなちょこビーム、私の早さに通用するもんか、バーカ」
メーヴェは光線をすばやくかいくぐって何体かのUFOめがけて思いっきり
パンチを浴びせて回った。
「喰らえ!!ギガトン&テラトンパーンチ」
「ドカン!!、ズコン!!、バカン!!、ベコーン!!」
何トンもの力でパンチされた何体かのUFOは船体に大きな穴が空いてふらふら
揺れながら徐々に降ちて行った。
「やりやがったな、バカヂカラ女め・・・」
すでに地上に降りていたザクロが怒鳴った。
「大いなるストロベリー様、ここは私にお任せください」
「バカメーヴェ、次は俺が相手だ!!」
上空にいたメーヴェはザクロめがけて降りて行った。
「ザコなお魚さんはひっこんでたほうがいいよ、ザクロ」
「黙れ・・・小娘」
地上に降りたメーヴェはさらに言った。
「あなたの○×△もひっぱって叩き潰してみじん切りにしてあげようか?」
「ふん、ほざけ!!以前の俺と違うところを見せてやる」
そう言ってザクロはメーヴェめがけてどすどす突進してきた。
鋼鉄の塊みたいな太い腕を振り回してメーヴェにパンチを 浴びせようとしたが、
素早いメーヴェに、ことごとく交われた。
パンチはメーヴェには一発も当たらず、逆にメーヴェの往復ビンタとギガトン
キックをまともに食らってザクロは無残にすっ飛んでいった。
「学習能力のないやつ」
「相変わらず手応えのない人ね・・・弱っちくて話になんないよ」
「だから淫乱おばさんの腰巾着なんかやってるんだろうけどね・・・」
つづく。
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