第4話:エッチでスケベでヘンタイの彼女?。

そんなことも知らないハジメとメーヴェは日曜日だからって呑気に街に

買い物に来ていた。

メーヴェの服に下着に彼女が欲しいってモノを買ったり美味いスイーツを

食べたり商店街のガーデニング テーブルでくつろいでいた。


「あのさ・・・その着てるユニフォームって言うかコスチューム?」

「一応、警察の指定の制服なの?」


「そうだけど・・・?」


「あのさ・・・そのベスト脱いだらブラだけだし、そのスカートも短すぎない?」


「エッチ〜」


「いやいやいや・・・そう言うんじゃなくて犯人とか追いかける時、絶対パンツ

丸見えだよ、それ?恥ずかしいでしょ?」


「スケベ〜」


「僕はいいけどね・・・いい目の保養になるからさ・・・」


「ヘンタイ!!」

「って言うかハジメちゃんみたいにスケベな犯人が私のパンツ見て油断してる

スキによいしょって捕まえちゃうの・・・ミニスカもちゃんと意味あるんだよ」


「犯罪者ってそんなやつばっかじゃないでしょう〜が」


「ああ、それに汚れちゃうと恥ずかしいから黒パン履いてるし・・・」

「まあ、あえて短いスカート履いてる理由はスケベなハジメめちゃんが喜んで

くれるから、そう言うことにしとこうかな面倒くさいから・・・」


「それより、今日はお買い物に連れてきてくれてありがとう」

「ハジメちゃんの街ってまじなんでもあって楽しいね」


「ほとんどの物は揃うからね」

「娯楽やイベントも充実してるし・・・」


「ますますラブヘブンに帰りたくなってきたかな私、移住しちゃったらどうしよう」


「ずっといてくれていいからね・・・永久にいてくれていいから」

「ところで考えてくれた?」


「なにを?」


「また〜しらばっくれて・・・俺の彼女になってくれるって話」


「え〜エッチでスケベでヘンタイの彼女になれって?」


「それは否定はしないけど・・・エッチにも興味なくて女の子よりアニメの

キャラにしか興味ない男よりはいいだろ?」


「そうだけどね・・・分かった、なってあげるスケベの彼女に・・・顔見る

たびにいちいちスケベ男から催促されるのもウザいから」


「いちいちスケベ、スケベって言わなくていいよ、自分で分かってるから・・・」

「なことよりまじで?・・・まじで彼女になってくれるの?あとでや〜めた、

なんて撤回しないでよ」


「天使に二言はありません!!」


「じゃ、さっそくだけど手、つないでいい?」


「ど〜ぞ」


「彼女になってって願いは叶えるけど、チューはなしね・・・手くらいは繋いで

あげてもいいけど・・・あとで消毒しとけばいいし・・・」


「人をバイ菌扱いしないでくれる?」

「それにチューは恋人同士のコミュニケーションでしょうが?」


「じゃ〜彼女やめる・・・」


「あ、ごめん・・・君のメーヴェの好きにいてくれていいから・・・あはは」

「消毒でもなんでもどうぞ」


恋人とかって言う前にすでにメーヴェの尻に敷かれてるハジメであった。


「なんか・・・店内、騒がしくないか?」


「そうね・・・」


「行ってみよう」


ハジメとメーヴェが、店内に入ると客が全員テレビに見入っていた。

テレビではキャスターが緊急事態をアナウンスしていた。


数隻のUFOが現れて、中から出てきたエイリアンが「地球を侵略に来た」とか

なんとか言っていた。

そういうのは珍しくはないのだが、今回は少し様子が違ってるようだった。


ま、だいたい悪いやつが舞い降りてくるのは大都会と相場が決まっている。

上空から街の明かりを見れば、どこが賑やかな街か分かるわけで・・・。


間抜けなやつじゃないかぎり、ど田舎の畑のど真ん中に降りてもカラスが

鳴いてるくらいだろう。

畑を耕してる年寄りを脅したところで鍬で追いかけられるのがオチだ。


つづく。

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