第48話 今まで。

幸恵と過ごして、暫く立つ。

日を追う毎に、幸せだなぁと

思う。

仕事が早く終わった日は、

必ず、幸恵を、仕事先に、

迎えに行く。

頼まれた訳でもないけど、

俺の日課見たいな物だ。


幸恵と知り合う前は、

毎日なんて、仕事して、

寝て、起きて、仕事して、

そんな、毎日だった。


季節も、暑いか、寒いかの、

二つだと、感じていた。

でも、

今は、違う。

毎日に、色がついた。

季節によって、

食べる野菜や果物。

彼女の着る服の色。

今、目の前で咲いてる花。

窓から、入ってくる、風。

知ろうと、してなかった。

今まで、自分の殻に、

閉じこもっていたかの様に。


想いにふけってる間に。。

彼女が、向こうから、

歩いてくる。


お待たせ。今日は、ケーキ、

あるよ。と微笑む。


お疲れ様。いいねぇ、

ケーキ。と、俺も喜ぶ。


ああ、この人がいれば、俺は、

本当に、幸せだ。


そう思いながら、

彼女を、車に載せて、

自宅に向かう。。




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