第40話 悪夢

昔の事は、思い出したくない。


俺の、両親は、早くから、離婚していて、

母親に、引き取られた俺は、

誰もいない家に、帰る。

小学校上がるまでは、父親も

ちゃんといた。

優しい、母さんの記憶。。

曖昧な、記憶。。

母さんは、最低限の、学校の、手続き意外は、俺との、接触の

無い人だった。。家には、

茶だんすに、毎月、決まって、

3万円が、置いてあった。

月に、数回、

母さんを見たと思う。

不思議なことに、母さんは、

寝にも帰って来ない日が多い。

母さんは、何で、帰って

来ないんだろう。仕事は、何を

してたんだろう。。俺の事

どう思っていたのだろう。

お金を、置きにくるのだから、

最低限は、思ってくれてたのか

色々考えたけど。

俺は、そんな、家が、嫌で、

中学卒業と、同時に、見習い

募集の、チラシを見て、

今の会社に、入れてもらった。

家を出るときに、置いてきた、手紙は、母さん読んでくれたのだろうか。

見たくも無いのに。たまに、

見る夢。。。


俺は、はっとして、起きる。


寝ている、幸恵を見る。。


親と、中が悪いか。。。


接点が、少なすぎて、悪くなる

要因も、作れない関係だった。


少なからず、家に置いてきた、連絡先の、おやじの、会社にも、連絡無かった。

それが、答えか。。。


少し、憂鬱になって、起きる。

馴れてるはずなのに。。






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