第27話 2人だけの生活

すっかり、日も暮れて、

家に戻ったのは、6時過ぎた

頃だった。


荷物を、家に運び込むと、

幸恵が、食料品を綺麗に冷蔵庫に、詰め込んで行く。


俺は、

食料品は、彼女の側に、

日用品は、彼女の部家に運んだ


暖房を付け、まだ寒い部屋で

二人分の、珈琲を入れる。


片付けが終わった、幸恵に

珈琲を渡して、お疲れ様。

そう、声を掛ける。


誠も、お疲れ様。彼女が言う。


二人で、ぺたんと座ると、

床が、とても冷たい。

そこに、

すっと、幸恵がもたれかかる。

ふわっと、

彼女のいい匂いがする。

寒い部屋。

ジャンバーは、脱がないまま、

部屋が暖まるまで、二人で、

くっついて過ごす。。


疲れたね。彼女が声を出す。


俺も、ちょっと、疲れた。

やっぱり年末は、人混み凄いね


でも、買うもの買ったしさ。

休みの間、ずっと一緒だね。

そう言って、

幸恵が、こっちを見て微笑む。


そうだね。なんだか、いいなぁ

こう言うの。俺が言うと。


うん。と、幸恵が答えた。


部屋が、暖まると、

二人で、夕食を作り、

二人で長い夜を過ごした。。













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